レモンティーについて

 メジャーな飲み方のレモンティーについてちょっと書いてみます。

 ちょっと紅茶が好きになってマニアぶるようになるとレモンティーは邪道だという話になってきます。実際専門店にはレモンティーという選択肢が無いところも多いです。何故でしょうか?

 通常レモンティーは入れた紅茶の中にスライスのレモンを入れ、レモンの香りと酸味を紅茶に加えることで楽しもうという訳です。紅茶の楽しみ方は味、香り、水色と大まかにいえばあるわけですが、レモンティーが嫌われる理由はレモンの強すぎる香りでせっかくの紅茶の香りが楽しめなくなる点、レモンの酸が原因で水色が悪くなる点などが具体的にあげられています。

 とはいえ同じ飲み方ばかりだと飽きるしレモンの香りが好きと言われる方も多いでしょう。ただ水色が悪くなるのは明らかな欠点です。あと正直なところ皮付きのレモンを入れるのは皮が余計な渋味を出すという点、農薬等の問題で別の意味でさけたい所でもないでしょうか?

 と昔は私も思っていたのですが、学生時代に紅茶のMLでおいしいレモンティーの入れ方を教えてくださった人が居ました。ペリーウィンクルの店長さんです。以前ここの紅茶を飲みに某人と姫路まで行きました。今までいったお店の中では一番良かったです。まだあるのかどうかは解りませんが近隣の方は一度おためし下さい。

 話が脱線しましたが具体的な方法は、ソルティードック方式とでも言いましょうか紅茶に直接レモンを入れるのでは無くティーカップの飲み口にレモンをすりつけるという方式です。これがなかなかナイスな方法で直接入れないので水色は変わらないし、味の順番的にまず酸味を先に少し感じて、そのあと紅茶が流れ込んで来る形になってとても良い。お好きな人は試してみてください。 通常の喫茶店でも切り身が横についてくるような場合は切り身で飲み口を少しなでてから頂くとレモンの具合も調整できて良い感じです。