これで我が軍は30年は戦える

 会社帰りにSPOONで晩ご飯とお茶を頂く。混み具合はぼちぼち、しかし、カウンターに居る人たちはやはりスキモノばっかりだったような気がする。

 おタキさんがノドの調子が悪いということなので、紅茶で洗浄するねらいだ。紅茶うがいというのがあるぐらいだしなぁ。とりあえず、腹ぺこなので食事。軽い前菜としてフランスパン+オリーブオイルに浸した粉チーズというのを頂く。オリーブオイルも良い物らしく素朴においしい。自前でも出来そうだが良いオリーブオイルは結構するだろうなぁと二人で話す。

 メニューは豚肉のカルボナーラと野菜たっぷりムレスナカレー。私の中でこの二つはSPOON二巨頭といえるぐらいうまい。そもそも私はクリームがあまり好きでないのでカルボナーラは食べないのだけれど、ここのはクリームを使わない、チーズと全卵だけだ。コクがあってとてもおいしい。豚肉もとてもジューシーでビールを飲みたくなる。

 カレーはいつものと思っていたら、おタキさんが「辛いの出来ますか」とか言い出す。汗をかきたいらしい。ゆうこさんが「出来ますよ」といって増村さんに「辛いのにしてください」>増村さん「ハバネロカレーですね」。あれ、何かオカシクネ?

 実は、辛いのは知っているのだけれどハバネロって食べたことが今まで無かった。唐辛子みたいなものかなと思ったら、プチトマトみたいなのだった。半分だけ入れますねと言われた。それってどれくらい辛くなるのかなぁと思っていると、炒めてるだけでカウンターで目が痛くなる。これ大丈夫なのか。

 なんか食べられる自信がどんどん無くなっていく。しかし、炒められているカレーは良いにおいを発している。そして、実際食べてみたのだが、食べてる時はおいしいが食べ終わってからが大変だった。汗だく。しかし、おタキさんは汗が出ないとかぼやいている。どういう体をしているのだろう。

 とりあえず、口内を落ち着けるために、増村さんに蜂蜜リンゴのアイスティーを砂糖入りで頼む。飲むと辛さが一気に引いて落ち着く。というかアイスティー美味しい。ホットティーはある程度入れられる自信はあるのだけれど、ここのアイスティーとミルクティーは自分で再現できる自信がない。

 食事が終わって落ち着いたところで、おタキさんと福袋を買うかという話をする。2万円分のリーフを1万5千円で選んで買うというシステム。本店では4万円分が3万円になるらしい。この値段で買う人がいるのだから驚きだ。というか自分も結局買ったわけだが。キューブボックス(ティーバッグ)とリーフを自由に選べるのだが、リーフ9袋(150gx9)とキューブボックス3個(11パック入り)という恐ろしい量だ。

 取りあえず並べて写真にとってみた。帰り際に増村さんにリーフ量と抽出時間を聞いておく。水600gに対してリーフ5gで30秒程度がよさそうだ。実際にやって見せてもらって味をみる。これを基準に考えればいけそうだ。多分店で使っているのは超軟水なので、そのあたりの補正は必要だろう。

 ちなみに、今まで大体リーフティーで私は水500gに対してリーフ12g、抽出60秒なのでリーフの効率が全然違うことがわかる。長めに出しても渋みが出にくいので色々と試してみたい。問題は水の確保だがそれは追々考えよう。