治療方法

 病院の先生は、鼻CPAP1択という雰囲気がありありと出ていた。患者としては対処療法ではなく当然根治したいと考えるがその辺りについて色々と調べると事情が分かってきた。

 閉塞型無呼吸症候群の場合、患部が物理的に閉塞するのが原因だが、明らかな肥満でもない限り閉塞の原因を特定しづらいようだ。私のように全てが程々(肥満でもなく、鼻孔がゆがんでいるわけでもなく、極端に舌が大きいわけでもない)の場合、複合要素のために根治の為のオプションが選択しづらい。

 医師としても、「効果的である」とある程度いえないことを勧めるのは、訴訟リスク等を考えても難しいだろう。その点鼻CPAPは対処療法としては決定的な効果があるようだし、一番間違いが無いのだろう。

 私個人の場合、どういった方法が考えられるか。まず、当面はCPAPは確実に行うことはいうまでもない。現状肥満系の原因は考えにくいので、ダイエット等はそれほど効果が無いだろう。他にどういったものがあるか検索をかけてみると、
 ・扁桃腺の除去
 ・鼻孔の手術
 ・表情筋のトレーニン
 ・顎を前に出す手術
 ・歯の矯正
ぐらいが候補にあがる。

 まず扁桃腺の除去だが、web上で検索してみると余程扁桃腺が肥大していない限り効果は薄いようだ、また手術後1年ぐらいで再発するという記述もチラホラ見られる。手術というと金額的にも物理的なリスク的にも高いのでこれはまず除外。

 鼻孔の手術は、ゆがみがある人に対しては有効なようだが私の場合、医師の話では大きくゆがんでいる訳ではないので効果はあまり無さそうだ。

 表情筋のトレーニングは、いびき対策のページをみると良く出てくる。専用の器具(5000円程度)をつかって表情筋と舌を鍛えることで口呼吸を直し、舌を上にあげるようにするらしい。これは筋力トレーニングだからリスクは無いが、ある程度効果的に持続して行わないと結果が分からない。とはいえ、実行する上でのリスクが皆無なのでかなり有力だ。特に私は口呼吸の癖があり、そのあたりが改善されるのは例え無呼吸症候群に効果がなくても別の意味で有力だ。

 顎を前に出す手術は、マウスピースをつかって実行することを、手術で物理的に解決してしまう方法だ。顎を前に出すことで舌のしまう場所を大きくして閉塞を予防する。マウスピースが鼻CPAPに次ぐ効果をもっていることを考えると、有力にも思えるが、かみ合わせを前に出すことに対する別の弊害が正直怖い。費用的にも馬鹿にならない。

 歯の矯正は、私の場合、歯並びが悪く、顎が小さいという事がいえるので抜くのではなく顎を広げるような形で矯正が可能なら、顎を前にだすよりも見栄えの問題やリスクが少なく同じ効果を与えることができる。正しこれも時間と費用がかかる。この辺りは矯正が治療行為として保険適応になるかどうかが大きなポイントだろうと思う。

 ということで、当面は表情筋のトレーニングと、歯の矯正を視野に入れて治療を考えていこうと思う。