3月のお酒

 毎度ながらさざなみさんからのお酒。今回は腰痛という話で、酒を少し減らしてドライフルーツを入れてくれました。酒は「七本槍純米滋賀渡船6号生原酒中取り」「蔵の師魂初垂れ」「ANCHOR BOCK」の三種。

 順番に七本槍は、渡船6号という最近復活した酒米で作られているそうです。中取りとは酒を絞るとき、最初の方を「あらばしり」そのあとを「中取り」というらしいです。精米は77%とかなり粗めです。大吟醸なら40%ぐらいと考えると相当腰がありそうですね。

 蔵の師魂初垂れは、芋焼酎ですが初垂れということで、焼酎造りの際、もろみを蒸留させるときに蒸留機から最初に垂れてくる出ハナの部分を、蔵人たちは「初留垂れ、初垂れ(ハナタレ)」と呼び、この「初留垂れ」はこれまでは焼酎を知り尽くした蔵人だけがひそかに楽しむといった趣味の世界に近い存在だったらしいです。度数も44度とかなり高く、かなり珍しいお酒みたいです。300ccで2,000円なので焼酎にしてはかなり高い部類ですね。楽しみです。

 最後はANCHOR BOCK。ANCHORシリーズのBOCKBEERです。BOCKBEERは晩秋に仕込んで冬の間熟成させて春に売り出すもので、季節ものですね。こういう季節もののビールを楽しめるのも良いかなぁ。

 最後にドライフルーツ。さざなみさんの一押しということで5種類持ってきて貰いました。グリーンレーズンとマンゴーを試しにつまんでみましたが、上品で凄い美味しいです。ちょっとずつ楽しみます。

 先日、さざなみさんと夕ご飯を食べる機会があったのですが、このお任せというのは、かなりのプレッシャーなのだそうです。変なものを出せないというのもありますし、毎月別のものをお願いしてるので、ネタがなかなか続かないと仰ってました。こういう形式でネットでパックにして販売されたらどうですかと言ってみたんですが、プレッシャーでつぶれちゃいますよと言っておられました。

 まぁ私は大抵どんなお酒でもいけますし、口に合わなくてもそれはそれで、ネタとして楽しめるので良いのですが、そうでない人にはなかなか難しいかもしれないですね。例えば、温ビールなんかは超絶ヤバイ味だと思ったわけです。でもそういうものを体験するのもまた一興かなぁと。それで自分が気に入る酒が見つかればそれはそれで楽しいことですからね。ベリーが三種入ったビールなんかも美味しかったですが、自分では絶対買わなかったでしょうしね。