判断力

 久しぶりにヒカルの碁を読んだ。サイが消えてから後を読んだんだけれど、昔ほど悪いと思わなかった。読み終わると碁を強くなりたくなった。単純だ。

 久しぶりに師匠と一局打ったが、序盤に半つぶれになってそのまま負けてしまった。もう少し良い碁を打ちたいと思うがなかなか恩返しが出来ない。

 現状、何が一番困るかといえば、自分の読んだ図が良いのか悪いのか今一判断できないことだ。地合の計算はぴょんちゃんにいわれてからするようにしているが、序盤の形の判断などが全くできない。

 図は色々浮かぶのだけれど、これは自分が良いのか悪いのか判断できないので正直に言うと適当に選んでいる面がある。自分なりでも尺度がある程度あれば、何とか出来るのだけれど本当に五里霧中な感が強い。

 ならけんでみんなに、なんでこんな形勢が良い碁を負けるんだとよく言われるけれど、結局の所そのあたりが全く分からない所に起因している。ちょっと対局を続けていると、一応自分なりに形勢判断をするのだけれど、大抵自分が良いとおもっていても研究会で並べると実際は自分が悪いことが多い。というかいつも自分の形勢判断と逆だったりするので序盤から中盤にかけての判断は全く当てにしてない。

 あまりに当てにならないので、結局しなくなるという悪循環なのだけれど。さすがに中盤をすぎると、数字として数えやすくなるので全く無茶苦茶では無くなるのだけれど。

 結局序盤に形勢がわからないのは、布石における狙いがよく見えていないのが原因なんだろうと思う。私の布石はどちらかといえば大場に転がす碁なのでよけいにそうだ。

 何かのきっかけで霧が晴れたように視界がひろがるのだろうか。もっと普通に数値化していく癖をつければある程度見えるのかな。