自覚はあまり無かったのだけれど、やはり色々と自分自身が疲れていたらしい。

 最近、酔っぱらいたくなるということが無くなった。少し前までは、週末などに酒を味わうのではなくて、部屋で一人酒を飲んで酔っぱらいたくなることが結構あったのだけれど。

 単純にその時は、酒を楽しんでいるのかと思っていたけれど、よく考えると色々なつらさから一時的にでも逃げ出したいという衝動だったのだろう。そういうところを他人に見せるのも余り好きではないので、どうしても一人酒になってしまうのだろう。幸いアル中にならないよう分別はつけていたけれど。

 逆に、酒の飲まなくても別段自分は大丈夫なんだなぁとふと思ってみたり。嗜好品としてはそりゃ楽しみますけどね。

 以前に書いたように、バーボンをバーボンと始めて認識して飲んだのはブラントンだろうと思う。それと同じように、シングルモルトシングルモルトとして始めて意識して飲んだのは、グレンフィディックなんだろうと思う。

 ピート臭が苦手な私にとって、スコッチはいまいちなじめない酒だった。バーボンのあの甘みになれると、スコッチはどうも薬臭いという印象が抜けなかった。実際の所、グレンフィディックよりも先にマッカランの限定ボトルを友達のお父さんから頂いて飲んでいるのだけれど、あのころはシングルモルトが何かすら分かっていないので意識して飲んだのはグレンフィディックになる。

 私が、シングルモルトを飲んでみようとおもったきっかけでもある。それは、ENちゃんやろむくんと家飲みをしたとき、ろむくんが差し入れしてくれたのが切っ掛けだ。独特の丸ではなく三角形っぽいボトル。以前にミニチュアボトルで友達の留学土産にもらったものと同じと言うことにその時始めて気がついた。

 ろむくんはあるty極度の酒好きだったので、「一回シングルモルトも試してみてくださいよ」という台詞と共に、ここに始めてシングルモルトを意識して飲んでみたということである。

 それから少し飲んでみたいと思って、シングルモルトって何だろうと色々とグーグル先生に聞いて知ったのが、「モルト侍」のページや、草津のL&Gだったりする。ろむくんには有り難いきっかけをもらったと思っている。侍の提唱しているスタンダード18は次にお金に余裕が出来たらそろえたいと思っている。

 にしても、酒とアルコールは切っても切れない。そりゃぁアルコールが入ってる飲み物が酒なので当たり前なのだけれど、ドリンクとしてみたときにアルコールが入っていない飲み物で、こんな値段で売買されているものは一寸思いつかない。ということはアルコールによって酔えるという要素は本当に重要なポイントなのだろう。

 最近自分のバックバーに酒を貯めることをやめた、先ほど書いたとおり酔うことに対する欲求が低くなった分、酒そのものに対する欲求が低くなっている気がする。今のところバックバーにあるのは、85年当時の阪神優勝ラベルの謎の2級ウィスキーとOSさんにもらってちびちび飲んでいるブラントンぐらいだ。一時期20本以上あったのに寂しい限りだ。

 まぁバックバーの本数を減らし始めた時期は正確に言うと今の状況になるときよりも、時系列的には結構ずれてはいるのだけれど。

 ままこ先生の、「マラソンすると最後の方はタダで酔っぱらった気分になれてお得」という発言では無いけれど、今のところ恋愛行為に酔っているので、酒を飲まなくて十分酔っぱらっているらしい。安上がりでお得だ。