導師の5年熟成

 先日買った導師の5年熟成をみんなで空けた。それぞれお酒を持ち寄るということだったので、余っても勿体ないなぁと思い一本しか持っていかなかったけれど、ほたるも持っていけば良かったと後悔。

 導師は飲みやすいとの前評判通りの味だった。店長の話では、飲みやすいので逆に満足度が低いかもというお話しだったけれど、芋の香りがかなり鮮烈で飲み安さとのギャップが結構な満足度を与えてくれていたように思う。確かに万人向けの焼酎だ。ただ香りが駄目な人は最初厳しいかもしれない。

 総合的には蔵の師魂よりもこちらの方が私的には評価が高い。何より、この焼酎は瓶とラベルのデザインが格好いい。お店で並んでいるのを見たときも一目で引かれるデザインだった。

 味もそうだけれど、家に並べて格好良い事も結構大きなポイントだと思う。特にお店使用で考えた際に、同じ酒が複数本ならんでいて格好いいものは店にとってもイメージアップにつながるし、それが美味しければなおさら言うことはない。

 焼酎は、洋酒と比べて値段が安価で良いものが入りやすい。メジャーラベル以外は見つけるのにコツが居るのだろうけれど、見つけてしまえばかなりリーズナブルに楽しめるのではないだろうか。

 それは日本酒にも同じ事が言えるのだけれど、保存の面で詮を空けてしまうと日本酒は風味が飛んでしまうので慌ただしくて独り身にはつらい。みんなで飲む分には良いけれど寝酒には向いていない。

 しかし、昔は焼酎を全く飲めなくて人と飲みに行くと飲む酒がなくて苦労した。大概、日本でよくお酒を飲むといわれ、酒種にこだわらない面々は焼酎のみかビールのみが多い。いいちこを飲めなかった頃はどうしたものかと良く思案したものだ。ビールはおなかがふくれるし。

 むかし、ぴょんちゃんと飲みに言ったときのはなしをいまでもよくつつかれる。オーセンティックなバー飲みがメインの人間が、おねーちゃんや女将のいるようなスナックで同じものを飲もうとするとどうなるか良くわかりました。ぴょんちゃんごめんなさい。