棋譜

 最近囲碁コミュで打たれた碁は、家に帰ってから棋譜入力をしてトピックに上げるようにしている。みんなが後から自分が打った碁と検討内容を思い出せるようにということで。

 まだみんながみんな、碁盤を持っていないので棋譜を見ているだけではピンと来ないかもしれない。しかし、これは今すぐということもあるけれど囲碁コミュ自体の実力定点観測にも良いのでは無いかと思っている。

 1年後彼らの打った碁を並べてみたら、一体どういう風に感じるだろうか。小学生の時に書いたタイムカプセルのような気持ちになるのかもしれない。

 私は、囲碁を始めた頃から自分が打った碁や、棋譜並べをした直後は並べた碁を、ある程度棋譜を見ずに並べられたのだけれど、それは棋力には関係のない能力なのだろうか。まぁ人の着手はともかくとしても、自分の打った所ぐらいは覚えていてほしいなぁと思うのは思い上がりなのだろうか。

 まぁでも、アマプロ関係なく覚えて居ない人は覚えていないそうだからそれは個人差がかなりあるのかもしれない。

 私の場合は、自分が打っていない碁でも検討を真面目にしていたら、その日ぐらいは棋譜の再現は可能のようだ。最初は棋譜を取ろうと思って、碁罫紙を自作して(7路の碁罫紙とか無いから)持っていっていたのだけれど「7路は狭いから9路で」という一言で無意味になったので取るのをあきらめた。

 家に帰ってから、思い出せるかなぁと並べてみると意外なことに9路であればヨセの手順まで他人の碁にも関わらず、ほぼつまらず再現可能だった。

 これは多分、まだみんな棋譜が安定せずに予想もしない変化になって、印象深いせいもある。それと対局が終わった後みんな自分の打った手を再現できないので、検討するために対局を最初から最後まで私が見て覚えておかないといけないということもあるのだろう。

 しかし、すこし目を離した隙に局面が猫の目のように変わるのはある意味とても面白い。本当に予想もつかない変化が起こる。まぁ最近はわざと、対局中に「えー」とか「あー」とか言っている。これは賛否両論あるだろうけれど、対局中に色々な変化があることを知って欲しいからだ。

 まぁ単に見ているだけだと自分が飽きるというのもあるけれど。結構それが本音で理由は後付かもな。ああいやらしい。