久々の台所

 えもんさんや諭吉さんのお誘いで、自作餃子祭りに参加してきました。昔、研究室で餃子祭りをして以来です。

 というか、なんかメンツは全然違うのだけれど、パターンやノリがあの頃と全く同じでデジャブを感じました。やっぱりこういうの好きやわ。具が余って皮を倍買い足す所まで一緒やった。

 今回は珍しく、私はホスト系じゃなくゲスト系で知っている方と知らない方半々ぐらいでした。知らない方々も気さくな方が多かったので、疎外感なく楽しみました。まぁ向こうはどう思ったかは謎ですが多分大丈夫でしょう。

 家主こげさんも初対面でしたが、出身と家に置いてあった木刀から剣道部かと聞いてみたら高校時代の同級生の後輩でした。(多分暴走トラッキーも知っている)というか全然そんな関わりがあるとは思いもしなかったのでビックリしました。縁って不思議やなぁ。多分お互いは意識をしていないけれど、大会会場ですれ違ったりしているはずです。

 ぐりさんは餃子作成中の「粉砕バット」という単語で大体素性が理解できたので。なんとなく親しみがわきました。まぁ大体「粉砕バット」だの「超人野球」という人は根が同種ですから。ケンソウさんみたいに「麺の泉」とかいうよりはよっぽどスタンダードです。というか麺の泉が各家庭に昔はあったなんて話は私は聞いたことがありません。

 餃子の制作に関しては、今回は私が参加するオフ会には珍しく、男女比3:7とかだったのでほぼ観戦モード。適当に横から口だけ出しておきました。ケンソウさんに口だけ男といじめられました。

 しょうがなく、汚名返上の為に重い腰を上げて餃子焼き係を引き受けました。というかまぁクーラーの無い部屋だし焼くのはしんどいので元々やろうかなぁと思っていたわけです。

 というかガスでもなくIHでもない電熱ヒーターのコンロというのは本格的なのは初めて見ました。ガスなどと火の周り方がかなり違うので、結構最初焦りました。自分の勘が鈍ったのかこういう特殊なものなんかさっぱり分からなかったので。

 今回は、私なりに椎茸の戻し汁を差し水に使ってみました。皮にほんのり出汁がしみてなかなか良かったようです。普段なら中華スープのもとを溶かした水を差すんですけれどね。

 正直なところ、久々にフライパンを握らせてもらったのはとても楽しかった。自分はやっぱり台所好きなんだなぁと思ったり。大学時代、Ikehon師匠の元毎日研究室の面々のご飯を献立考えながら作っていた時代が一番楽しかった。

 結婚するときに、色々そろえた調理器具も今は母親の道具になり、お気に入りのガスコンロはakd邸に寄贈された。この前akd邸に言ったときに「なんでこんな良いガスコンロ簡単にくれるの?」と言われたけれど、私としては価値が分かる人にせめて使って欲しかったのだ。半端に使用されたコンロだったから逆に私も恐縮だったんだけどね。

 まぁ実際私もakd邸で美味しいご飯を頂いているので、全然損をした気はしないし使いこなしてくれているようで嬉しい。ちなみに私はIHよりガス派です。うちの親に使わすなら安全性の面でIHがいいと思いますけどね。感覚的にどうも火力の問題ではなくIHは火を使っていないので熱の周り方に違和感がある。

 とか色々と走馬燈のように頭によぎりながら、私は餃子を焼いていたわけです。あえていうならば、餃子を熱い中焼きながら冷たいビールを飲んで、ちょろちょろと餃子つまむのは何ともいえない満足感これ最高。台所に立たせて頂いたことに感謝。