これはいい仕事だと思う

 モルト侍のblogシングルモルトスタンダード18が発表された。

 あれだけ数あるシングルモルトの中から18本を選ぶということはかなり大変な作業だと思う。

 「多くの人にとって入手が容易で、シングル・カスクなど小ロットの商品でなく、比較的その味わいのぶれることの少ない、その蒸留所にとってのスタンダード感のある、価格も手ごろなシングル・モルトをいくつか選んで比較できないものかと。」

 このコンセプトは私のようにシングルモルトに興味がある初心者にとっては非常に有り難いことだ。スタンダードを知るということは、自分の好みを発掘する上で非常に助けになる。

 現在、地元のバーに行って「スタンダードなのを一通り飲ましてください」とお願いして飲ましてもらっているが、記録をさかのぼるとこのスタンダード18とほぼ一致している。

 そして今回の発表に付随した

 ジェイズ・バー「スタンダード18」と銘打った、次の18種のシングル・モルトを2杯で¥1,000にてご提供する。

 すべてオフィシャル・ボトル。
もちろんシングル(30ml)×2杯である。

決まりごと-1 ・・・ ストレートで飲む。
決まりごと-2 ・・・ 違う銘柄をふたつ選び、2杯同時に提供する。
決まりごと-3 ・・・ 1日につき1回分(2杯)まで。
以上。

 シングル・モルトの好きで貧乏な若者。ジェイズ・バーに来なさい。
この18本のシングル・モルトの違いをあなたは理解できるし、その上で、この中にさえあなたの好きなシングル・モルトを見つけられるはずである。

 この提供も心憎いサービス。まさに私のような貧乏人がシングルモルトの入口に立つにぴったりの企画である。本当に近辺でないのが残念だ。

 このサービスのキモは金額的にお得なのは当然としても2杯が同時に提供される点だと思う。普通のお店では同時にグラスが二つ並ぶことはない。酒好きの友人といって一口もらって飲み比べることはあっても自分一人で卓上にグラスを二つ並べるのはマナー的にもどうかと思って出来ないでいた。

 これは常々侍がいっている自分の好みを知る上では非常に有益だとおもう。酒好きが周りに酒を広めるときにも非常にわかりやすい。まず酒に興味をもってもらうには美味しいと思ってもらうこともだけれど酒ごとに違いがあって、更にその違いが自分にもわかることを知ってもらうことだと思う。

 バーボンに関してはうちの家にもそこそこ数がある。それをうちに遊びに来てくれた面々が楽しんで自分の好みの酒をみつけたりしてくれると私も嬉しい。酒を一緒に楽しめる仲間が増えることを私は切に望んでいるからだ。

 時間とお金さえ許せば飛んでいって侍の話を一度直に聞いてみたいと思っている。そもそもバーボン派の私がシングルモルトに興味をもつきっかけはこのブログであったし、その後も色々と勉強させて頂いている。この感謝の気持ちをすこしでも何かの形にしたいと思ってこのエントリを書いてみた。

 自宅のバックバーのストックも少なくなってきた事だし今度まとまったものが手に入ればこの18本をそろえてみようかと思う。(調べたら全部そろえても60,000円強だった)

興味があるかたはつまみをもって遊びに来てくれれば喜んで提供させてもらうよ。