帰ってきた酔っぱらい

 親しい人はご存じの通り私は酔うとすぐ寝てしまう。

 宅飲みが好きなのだが「すぐ寝ちゃうからつまらない」とよく怒られる。特にある程度親しい人間との飲みになると客をほっぱらかして寝てしまう。

 これは実は酒に弱いのではなく単に普段の就寝が早いだけなのだが。普段大体10〜11時にねて6時に起きる生活をしていると夜更かしが出来ない体になってくる。

 特に私の仕事は日祝しか休みがないので休日前だからといってペースを崩すと疲れがとれない。2連休の初日でもないかぎりはなるべく寝るようにしている。ごめんなさい。

 自分が酒が強いのか普通なのかは実際良くわからない。ネタで酒は強いふりをしているけれど実際の所、許容量は知れている。

 特に長丁場の飲みは体力が持たない。オールなんてほぼ不可能だ。ここ最近でそんな暴挙をしたのは某ENと飲んだときぐらいだろう。

 不思議だと思うのは家で一人で飲むとその他雑種2を一本飲んだだけでも酔っぱらうこともある。酔いたいと思えば酔えるらしい。

 ある程度アルコール耐性がある人間は許容量内で酔うことをコントロール出来るようだ。 特に外で飲む際は帰る前提で飲むのでペース配分や気持ちの問題でMAXの許容量まであまり酔うことがない。

 良くある誤解だが、私はストレートでウィスキーやウォッカなどの強い酒を飲むからお酒が強いと思われる。けれどそれは決して正しくはない。

 一般的なショット一杯(ちっちゃいグラスに入ったウィスキー)は35cc程度、その中に含まれるアルコールは一般的な40度と仮定すると14cc。いわゆる一般的な生ビールはジョッキは435cc入る。しかし泡との比率を考えると実質350cc程度だろう、度数平均を5度とすると17.5cc仮に4.5度としても15.7cc。

すなわちショット一杯のウィスキーよりも生ビールの方が摂取アルコール量が多いのである

 以前にも少し書いたが、度数の強い酒を飲むのは、口への含み方などを知っているか知らないかでかなり変わる。普段から日本酒をガンガン飲んでいるような人は慣れれば問題なくきつい酒を楽しむことができるのである。好き嫌いは知らないが。

 それを考えると酎ハイもストレートもロックも含まれるアルコールは変わらない。よく考えれば当たり前の話で一杯の値段はそんなに変わらないのだから。飲み方の嗜好だけの話で印象よりも飲んでいないのである。

 私の飲み会での平均は大体生一杯の後、ショット3〜5杯と考えると平均的な量では無いかと思う。人並みはずれて飲んでいるとは思わない。

 酒量だけの限界はどれくらいなのだろうかと最近よく飲んだ時を思い返す。去年の11月のyoneの結婚式が最近で一番飲んだと思う。時間が昼から深夜までなのであまり参考にならないかもしれないが。

 結婚式でビールコップ5杯ぐらい+水割り2杯+乾杯のシャンパン。2次会でビールコップ3〜5杯。3次会でバーボン8杯+カクテル1杯+ワインボトル2/3ぐらいか。3次会は7時から1時まで居たのでかなりの長丁場だからこんなもんだろう。さすがにまっすぐ歩けないとか吐くということは無かったけれど店からホテルまではハイテンションだったのを覚えている。久々にbarで2万ぐらい使ってしまった。アホである。

 まぁ冷静に振り返ってみて酒が弱いとも思わないけれど強いとも思わない。世の中上には上がいるものである。ただ個人的に量はともかく酒で自身を見失うのはポリシー的に嫌なのでそこまでは必要(盛り上げる必要があるとかね)がなければ飲まない。

 自分を見失うのが何故嫌かといえば、見苦しいとかそういうことでなく単に味がわからない状態で酒を飲むのがもったいないと思うだけである。