ひさしぶりに

 CATVでヒカルの碁の再放送が始まったので、録画してみている。漫画はリアルタイムで雑誌で見ていたのだけれど、アニメはちゃんと最初から見るのは初めてだ。

 最近、囲碁熱が高まっているのもあるけれど、このアニメをみると無性に囲碁を強くなりたいなと思う。加賀以外は非常に現実っぽいし入り込んでしまう。

 実は、ひかるの碁に関してはジャンプの連載が始まる以前から知っていた。もともとは、ジャンプで募集された原作のコンテストで賞をとっていたのだったと思う。囲碁の漫画を書こうなんて、なんて物好きな、でも実際になったら良いなぁなんてちょっと思っていたぐらいだ。

 その時読んだあらすじでは、ヒカルが最後に対局する相手は武宮名人ということになっていた。さすがに連載が始まったらそれは変わってしまっていた。武宮さんが好きな私にとっては少し残念だったのを覚えている。

 大学に入った当時、mnews上の囲碁メーリングリストで普及するにはキャプテン翼みたいな囲碁漫画を作るしかないとかいう話題で盛り上がったのを覚えている。ムーンサルトをして石を打つとか海が裂ける演出とか馬鹿なことをいいながら、大盛り上がりをしていたのを覚えている。方向性としてはヒカルの碁はリアル路線だったけれど、テニスの王子様キャプテン翼をみてその筋に入った人も多いことを考えればあながち間違ってもいなかっただろう。

 実際、ヒカ碁ブームというもので若年層の囲碁人口が一時的に増え、そして、ブーム後前と同じぐらいまで囲碁人口が減った。ブームというのは恐ろしいものだ。そして、日本棋院がやっている2番煎じはどうなるのだろうか。