ひとりごと

 自分と向き合うことの難しさを改めて感じる。思いと行動は必ずしも一致しない。心で体を動かしているにもかかわらず、自分自身のことについても満足に制御することができない。

 自分に正直に生きるということは難しい、自分本位に考えてみたとしてもその通りにすることというのは意外と不自由だ。それが世の中的に正しいか、正しくないかは別として自分の思いを曲げたり、思いから逃げると自分自身を一人で保てなくなる。そうすると倒れないためには何かしらの権威であったり常識といわれるようなものにすがらざるを得ない。

 そして、それは大抵苦痛だ。自分に向き合うことは、大変なことであっても苦痛なことでは無いのだろう。そして、向き合わないことは楽ではあるけれど苦痛だ。大変なことと苦痛なことどちらが良いかは分からない。

 色々なことを中途半端にしてきたけれど、まだ最期の一線は切れていないように思う。だからこそ自分を保って生きていられる。自分自身を果たして騙せるだろうか。直近1年はそれなりに自分に向き合ってきたようにおもう。その大変さの分、自分は何かが変わったのだろう。昔ほど弱音を吐かないようにはなった。先日helionが「blogの内容が変わったようにおもうけれどゴーストライターは誰だ」というふうな事をいっていた。自分の書いた文章をそれほど読み直してるわけではないが、やはり書いていることは変わってきているのだろうか。

 「先ず隗より始めよ」今の自分が非力だとしても、今の自分に出来ることを常に考えようと思う。怠けたり、逃げたりすることを無くすことは多分出来ない、しかし、減らすことは十分可能だろう。2回を1回に、前逃げたから今度は逃げない、そんな風にしてガスを抜きながらでも頑張るしか仕方がない。

 そうすれば、日常という言葉は陳腐になって、いつも違う風景を見ることができるんじゃないだろうか。色々なことを考えるだけじゃなく実際やってみて、何かを変えていこう。
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