バックボーンと書評

私はブログの書評で知ってから本を読むことが多いのだけれど、そのブログで一番オススメの本の見つけ方を発見したんだ。それは「この本、私はすごく好きだけれど、他の人には合わないかもしれない」という感じで紹介された本。きっと、本当に好きだからこそ他の人に合わなかったって言われるのが怖いんだと思うんだ。だって、こうやって好きな本を並べただけで私らしさがここまで見えているんだもん、好きな本を否定されたらなんか自分を否定されたみたいで怖いもんね。でも、それはそれで人は皆違うんだってことだから、私は私が胸を張っておもしろかったといえる本を挙げてみたよ。
by私のお気に入りの本2008 304 Not Modified

 最近、こういった購読しているbloggerさんたちのお勧めの本を、アマゾンの欲しいものリストにつっこんでおくようにしている。そうしておいて、月末調整(小遣いが余ってる時)にまとめて買うことが多い。昔に比べると本に関する情報も集めやすくなった。

 特に購読しているblogの場合、大体思考体系がわかるので進め方などで自分にとってのハズレが少ないことがメリットだ。あーこりゃハズレだなぁと思う事はほとんど無い。逆に書評サイトの方が個人サイトでたまに発表されるお勧めより当たりが少ない。本当に気に入るものがそんなにポンポン当然でるわけが無いのだから当たり前かもしれないな。

 某超有名書評blogは、献本御礼の文字が踊るようになってからどうも見る気がしなくなった。別に商業主義を嫌う訳じゃないけれど、どうもお勧めという言葉の閾値が下がってしまったようにおもって残念だ。

 もともと、blogに文章を書き始めたのは、ある程度考えをblogにはき出していけば、私のことを知りたい人はblogを読めばわかるよと言えるなぁと思ったのがある。基本的に記事を書くということは思いを形にするということなので長く濃く続けようとおもえばどうやっても自分の地がでてくる。でないとよっぽどじゃないと続かないだろう。但し、一面であって全面では無いのだろうけれど。

 自分のお薦めの本を晒すということは、自分がどんなインプットを好むかということを晒すことだ。それは自分のアウトプットの原資になっているものだから、ある種原典をあたることで思考のベースを知ることが出来る。それが分かると書かれている文章の根拠なりがある程度は浮かび上がってくる。そういうことを知って文章を読むことは楽しい。なんというのだろう。その人の背景集、言い換えれば世界観を覗くような感じだろうか。

だからね、これらを読んですげー!って感じてくれたら、きっとあなたは私のことを好きになっちゃうよ。どう?読書から始まる恋を経験してみない?

 これを王子がどれくらい本気にしているかは謎だけれど、すくなくとも私とおタキさんがつき合い始めるきっかけはblogだったし、何かを考えたらblogに書いてよと良く言われるので読書やblogから始まる恋愛っていうのは実際にあるんじゃないのかな。そういう意味では私のblogを書き始めた当初の目標は達成されたのかもしれない。