冷静に考えればあたりまえだよな

 久々に何か自分の中の何かが切り替わった感じを受けた文章。

だいたいにリアルワールドは泥臭く汚ないものだ。そういったものと関わりながら、社会的な活動をすれば、どうしても汚れる。神でさえも手を汚すのだ。それは身も心も汚れてしまうこともあれば、洗えば落ちる程度の汚れのこともある。身や心を汚さなきゃいーじゃんという話もあるけれど、たいていの人は

「洗えば落ちる程度の汚れでも、内面まで汚れていると解釈する」

ものだ。他人は客観的にしか物事は見えないし、「汚れている状態」がどのレベルであるかを知る術もなかなかない。また、そんな評価は人それぞれなので、ある人にとっては耐えられない汚れであっても、他の人にとってはどうってことのない汚れだったりする。まーとにかくリアルワールドを含む活動をしていれば、汚れて当然なのだ。
義人はいない。一人だにいない。

 当たり前だといえば当たり前かもしれない。世の中の事柄は清濁混合していて都合良く綺麗な部分だけをかすめとる訳にはいかない。そのなかで、妥当性を計算して両方を受け入れることで成り立っている。そのことを忘れるとついつい綺麗な部分だけを机上で追いかけたくなってしまうものだ。

 上手く言葉では言えないけれど、自分が今まで考えてきたことが上手く形になった気がする。この文章に出会えて良かった。