山元麺蔵と新メニュー

 以前にも少し触れた山元麺蔵に行ってきました。店長さんのblogで新メニューの告知がされていて、それにも興味津々。

 今回は期間限定メニューとして「黒豆納豆と山芋とろろのざるうどん」、
トッピングメニューとして「肉の辛味噌」、「山芋とろろ」を出しました。
またつけ麺のお出汁を飲みたいとのご要望がお客様から多くあったことから
最後に薄めて食べるための「割り出汁」もご用意いたしました。

 納豆好きとしては一回は食べてみたいなぁと思いつつ、冒険しない年頃なので食べたいものを食べるかしこたま迷ったのですが、おタキさんが新メニューを頼んでくれるということで、私は鳥ささみ丼と京風カレーつけ麺にしました。

 ここに来ると食べたいものがありすぎて、どれを頼むか迷います。私は好きな店でも決まったメニューに固定されることが多いので注文で迷うことは滅多に無いので珍しいことです。ごぼう天丼も捨てがたいのですが、とりささみをこの前一口もらってこれは頼まねばと心に決めていました。

 それはさておき、新メニューを一口もらった感想。個人的にはまだまだ改良の余地がありそうな気がしました。おタキさんも店を出てからしゃべっていましたが、一体感に少し欠けるかもしれません。とろろも黒豆納豆も美味しいのですが、麺との一体感がどうだろうというのがありました。

 個人的に濃いめの出汁で調節できるとはいえ、少し味付け的にはつけ麺として食べるには薄い印象がありました。濃いめの出汁をもっと注ぐと味は濃くなると思うのですが、それだと出汁がしゃばしゃばしすぎて折角の山芋と納豆のとろみが生かされないんじゃないかなぁとちょっと思ったり。(実際に加えてみたわけじゃないので実際はそれほどしゃばしゃばしないかも)麺に付けるよりはむしろご飯にかけたい味だったような気がします。それでも十分すぎるほど美味しいんですけどね。レギュラーメニューを押しのけるにはもう一工夫いりそう。

 ここのお店で一つ気になること。今回この記事を書こうと思った一つのきっかけでもあるのだけれど、食べ物そのものではなく食器について。食器も味のあるものを使われていてセンス的には私は凄い好きなのですが、つけ麺にかんして言うと、付け汁を入れる食器に高台が無いために、容器が熱くて手で持てない。これが存外不便なように私は感じます。特にカレーなんかは汁が飛ぶキケンがあるので、出来れば容器を持って食べたい所なのだけれど熱くてさわれない。デザイン的なこだわりもあるだろうから改良は難しいのだろうけど一つの意見として届けばなぁと思って、この記事はトラックバックさせてもらうことにします。

 普段なら余計なお世話だと思うのだけれど、このお店は、今食べているものが美味しいということもあるのだけれど、改良されていくことで今後に期待を感じる何かがあります。だから、気がついた事は伝えられたら良いかなぁとそんな感じです。

 なんだかんだ言ってますが、満腹で満足してお店を出ました。寄れる機会があれば行きたいです。というかこのお店が近所にあればととてつもなく思います。今回はテーブルではなくてカウンターだったので店長さんに「美味しかったですご馳走様」と直に言えて少し嬉しい気分で家路につきました。