ノイズ

 ノイズを拒否しないで欲しい。自分にとって望ましくない情報を嫌悪しないで欲しい。一部のノイズを見て、全体をノイズと決め付けてしまう人を見るととても悲しく思うんだ。一部から全体を想像しても良いが、一部から全体を決め付けるのは違うと思うんです。
インターネットで情報収集するときに必要なこと

なんかノイズという言葉の定義が違うんだなぁとしみじみと思った。私的には情報検索のノイズというのは基本的に目的に対して全く無関係なものを指す。

 内容の是非ではなく関連性の有無がノイズかどうかの大きな問題だと思う。玉石混合というのはあくまで価値の大小であってノイズとはまた違うと思うのだけれど。

 たとえばAFTERZEROと検索したさいに、インディーズバンドのAfterZeroと私のことがあがってきたら、バンドの情報は私のことを検索している人にとってはノイズだし逆もまたしかりだ。AFTERZERO死ねとかそういう極端な情報はノイズではなくて無価値と判断されやすいだけだと思う。

 まなめさんが言っているノイズを拒否しないでほしいというのは、「主観的に価値が低そうな情報を簡単にノイズと一緒にしないでほしい」ということではないかと思う。

 関係性というのは基本的に主観とは別に客観的事実によってある程度立証できる。しかし、人は都合の悪いことは関係ないこと、ノイズ扱いとして検証の枠に入れたがらないのだ。そして、意図的に抽出されたサンプルによって自分の都合のいい結果を導き出す。これを多分いさめてるのだろうなと思う。(全く無関係な情報すらも愉しもうという趣旨だったら申し訳ない。個人的には引用文の部分でそういう感じでは無いのかなとおもったので)

 言葉遊びになっているかもしれないけれど、無価値と無関係ははっきりと区別されるべきだと私は思う。