結果

 少し不謹慎かもしれないけどご容赦を。

 件のベアレンの爆発事故の後、mixiやblog関係を色々巡ってみた。取り扱い飲食店からの声や、地元の方、またベアレンのファンの方の是非再開して欲しいといういう声を沢山見ることが出来た。

 こういった非常事態に、今までの会社としての取り組みが形となって現れてくるんだとひしひしと感じた。募金活動をされている方もおられたし、励ましのメッセージをノート化するような試みも行われていた。実際私も公開されているアドレスへ励ましの手紙を書こうかどうか迷ったりもした。

 インターネットという双方向型のコミュニケーションツールは、ユーザーがメーカーを育てるということを本当に可能にしたんだなぁと思う。今まではメーカー<>ユーザーのつーつーな関係しか作れなかったのが、ユーザーをコミュニティという集団にすることを可能にしたのだから。個々の感じた所感を手軽に発信して、またそれをユーザーが見て共感したり試したりすることが出来る。

 実際、思い出の地盛岡発祥の地ビールという点を除いても、純粋に味だけでも私の地ビールに対する概念を変えさせた酒だと断言できる。いま、さざなみさんにお願いしてビールを持ってきてもらったりしている行動の原点のひとつとして間違いなくベアレンは私の中に存在する。そしてその思いをギフトという形で他人に送ったり、こうやってblogという形で発信している。

 それは、マスとしてのユーザーとしても、個々のユーザーとしてもメーカーは感じることが出来る。それは彼らにとってどれぐらいのモチベーションになるのだろうか。

 言葉は悪いがこれもひとつの彼らに対する試練だろう。それを乗り越えて頑張って欲しいと思う。美味しいビールをまた飲めることを本当に楽しみに待っているのだから。