照明と模様替え

 以前にも少し書いたが、最近部屋の模様替えを敢行した。レイアウトをそんなに弄ることは無いだろうと良く言われるのだけれど、模様替えをすると気分も一新されて気持ちがよい。

 大抵、現状のレイアウトを長く使っていると色々な不満がでてくるので、それを解決する方法を考える。その時によって部屋に求めるものが違うという事もある。オーディオが主体になるのか、機能性か、人を呼ぶ為の広さなど全てを満たせることは無いので優先順位をつけていくことになる。

 以前に比べると随分と家具が増えて、レイアウト的に自由がきかなくなっている。電源的にもあまりよい環境とは言えないので、部屋の奥に電化製品を起きづらい制約もある。冷蔵庫なんかは置き場所が移動出来ないので、それを元に起点となる配置を決めてしまわないといけない。

 今回は思い切って、小学生の時から使っている本棚を処分した。それはすっきりして良かったのだけれど、その中に入っていたものがあふれ出て結局机の上を本棚代わりにするはめになってしまった。本に余計な埃がつくのでちょっとあれは何とかしなければいけない。

 今回のコンセプトは床の間っぽいモノをつくることと、照明について色々と試行してみることだった。

 床の間は、天板とオーディオラックの組合せを思いついてテレビの優先順位を下げたためにかなり収まりが良くなった。オーディオ設備とテレビをセットにするかどうかは相当なジレンマでスピーカーの間に大型のブラウン管テレビがあると、明らかに定位が悪くなる。テレビを見るのにオーディオのスピーカーを使うのを諦めたことで随分とすっきりはした気がする。

 照明は、間接照明が良いよというのはWEB上でもよく見かけることだけれど、本質的なことはどうもそこでは無いらしい。頭がよくなる照明術 (PHP新書)を読んで分かったことは、シチュエーションによって照明の調整ができるようにする事が重要だということだ。

 昔は照明は明るい方が良いと思っていたが、それは大きな誤解で寝る前なんかには刺激が強すぎるという事になる。最近は、寝る1時間まえぐらいから間接照明だけにして音楽を聞いたりするようにしている。それだけでも随分と身体がリラックスしてよく眠れる気がする。暗めの下からの間接照明で音楽を聞きながら酒を飲むのは相当気分がよい。間接照明にすると、陰影のメリハリをつけやすいし、見たくない部分には光を当てなくても良いのが魅力だ。特に私の部屋は収納が無いために(私の部屋自体がそもそも収納なんだけれど)服などがむき出しになっていて見苦しい。そういうものを見えにくくしてくれるだけでも大分と雰囲気が違う。

 和ろうそくや火鉢なんかも有効に使うと良いだろうなぁと思うけれど、今のところは換気の問題もあるのですぐは無理そうだ。不規則な揺らぎがある明かりは心が落ちつくらしい。それが洋ろうそくと和ろうそくの最大の違いらしい。まぁ求めだすとキリがないのだろうけれど、それほどお金をかけずに楽しめるので私的には考えるのは楽しい。