こぼれ落ちないように

 今年の目標は行動することに決めたわけだけれど、実際に何をするかという話がある。なにも全然複雑な話じゃなくて、分かっていることを漏らさずにやってみる年にしたい。大体理屈が先に立ってそこで満足するという所を掘り下げる。以前にも少し書いた話だ。

 効率が良いかどうかは分からないけれど、足下の単純な積み重ねをもっと重視して行きたい。ここ数年は本当にごく下らない事から積み重ねて自分を変えたいとおもって少しでも良いから実行に移せるようにしてきた。単純なことで言えば脱いだ靴をそろえるとかいうレベルの話しもある。

 以前は面倒くさいことにとにかく蓋をしてきたけれど、好奇心の重要性を再認識してからそういうことは止めようと思った。一番認識が変わったことは失敗するアウトプットを嫌うことやめた事だろうか。やるときは常に完璧に近いモノを出したいという思考から、無駄なアウトプットを嫌う傾向があった。それが机上の空論を生み出す一番の原因なのだ、私はもっともっと恥をかくべきだと思う。恥知らずになりたいわけでは無いが、そうしないと分からないことが本当に多いことが分かった。

 今まで「手詰まり」とか「無理」と思うことに対して、どれほど駄目なアウトプットを出したかと考えるとまず結果ありきで無駄に時間だけを浪費したように思う。意外と駄目だと思うことというのは自分の感覚的なもので、具体的に何がどのように問題で駄目なのかを考えていないことが多い。そこからその駄目な部分を補う方法をどんどん考えていくのが実際の思考だろう。

 山頂に登るためにはまず1合目から出発しなければいけない、のぼったことも無い人間が、山頂で遭難したらどうしようと考えるのはナンセンスだろう。その最初の1合目に足をかけることが今年の目標だ。とりあえず前へ。