戦力外

 私がプロ野球を見るようになったのが02年のオフから。本格的にテレビ中継なんかを見だしたのは03年のオフからなんだけれど、ペナントも終わりそろそろ首が寒い季節になってきた。

 阪神からも戦力外通告が何人かに出て、このあたりはそろそろだろうなという人と、こんな人おったかいなという人が挙がっていた。三東なんかは、ずっと期待され続けて怪我に泣いた感じだ。色々な阪神のファンサイトでも触れられているが、やはり「無事これ名馬」というのは真実のようだ。無事で無ければそもそもチャレンジできないのだから。

 そういう意味では、金本や鳥谷は凄いと言えるのだろう。まぁしかし私は金本の大ファンだけれど、連続フルイニング出場というのはいつか肩に重くのしかかるのだろうなぁと思う。成績と記録の狭間で金本はどういう幕引きをするのだろう。一ファンとしてそれは見守りたいと思う。

 球児なんかも、怪我がちで私のなかでは今の三東と似たようなポジションだった。プロの世界を去っていく三東と大歓声に向かえられている球児にどれほどの差があったのだろう。その立場の違いの切っ掛けは多分とても些細な事なのだろう。本当にプロアスリート、勝負の世界に生きていくことは厳しい。

 ドラフトの結果を見ながら、この順位っていうのはあくまで期待だけで実際ドラフト通りの結果が発揮されることなんて無いよなぁとぼんやり考えた。