アプローチ

 Psychsから頂いた本(ブッダ−大人になる道)を一度読み終わった。感想をblogに書こうと思っているのだけれどまだうまくまとまらない。彼が何を思ってこの本を薦めてくれたかは分からないけれど、今の自分には結構ヒットした内容であったことは確かだ。

 まとまらないなりに書いていくと、この本は読む人を選ぶ気がする。評価は2分されるのではないかと勝手に思った。多分5年前の自分が読んでいても何も感じなくて、バカらしくなるような内容だと思う。

 それくらいこの本に書いてあることは、シンプルで分かりやすい言葉だと思う。たとえて言うならダイエットなんて運動して食事をある程度制限すればいいんだよ。というぐらい当たり前でシンプルだ。

 しかし、それを実践に移すことは非常に難しいことだろう。やり方がシンプルで分かりやすいほど実は難しいことなのかもしれない。シンプルということは結局小細工ができない、ごまかせないということだ。目的までのまっすぐな道が見えていて、どう横道にそれてもそれは遠回りになってしまう。

 書いてあったことは、ある意味2/3はある程度私の根本的な思想に似ていたし、実際それが起こしている結果も書いてある通り。というよりもこの本を読んだときに妙なシンパシーを覚えてしまった。こんな感覚は珍しい。

 細かいところでいえば、様々な発見もあった。ただ本道という意味では自分はそれほどずれていないのかと思えてきた。まぁこの本が本道である保証は無いのだけれど。

 これが全てでは当然無いのも分かっているけれど、この本がもし、書評に書かれていた通り優秀な仏教の入門書であるならば、もう少し仏教について学んでみても面白いかなと思った。

 私がこの本でもっともシンパシーを感じたのは「愛情は買うものです」という文言だ。これが私にとってどこか現実味を失う宗教くささを感じさせなかった点だろう。

 ありがちな善意の押し売りは私は嫌いだ。自分が与える物にたいして、相手の反応をクールに割り切るこのスタイルを推す本はあまり無いように思う。

 細かいところはまだまとまらないけれど、根本的にこの本でうたわれている内容は七つの習慣に根底で通じる物があると感じた。そう思うのは私だけだろうか。アプローチは東洋的と西洋的だけれど。

 この本に関してはもう少し細かいところまでまとめてから再度記事にしてみたいと思う。

 そして、この本を贈ってくれたPsychsに感謝。