囲碁会

 私のめくるめく精神世界をえがくのもさすがにネタが尽きてきたのと、新しいblogにしてから日付を調整したので日記ぽくなってきました。

 と言うことで6回目囲碁会をまたしても京都で。やはり月1の会だけである程度上達してもらうことは難しいので、トピックで問題を出したりしていました。まぁそれでもやはりかなりスローリーな感じ。別に急いでいる訳ではないから構わないのだけれど。やはり間が空きすぎると忘れてしまいそう。

 問題を出したりするのは、トピックでも出来るので今後は対戦に慣れてもらおうということにしました。今回は打ちまくりの会に。

 まだ終局がはっきりしないのと、打った碁自体を本人達が覚えていられないので対局はどうしても一局ずつに。大体3〜4人いるので相談しながら打ってもらうようにする。とりあえず自分たちの考えていることを表に出していってもらうと私も思考パターンが見えて教えやすい。

 今回から7路を脱出して9路4子局へ。2路広くなるだけで実質面積は倍になるのでみんな大変だったろう。でもやっと9路で打ち始めるところまで来たかなぁと一人でちょっと感動。

 最初は私vs残り全員相談という形で2局、それを解説してトイレに行って戻ってきて次の対局を始めると何故か打ち手は一人に。ひとりひとり打ちたいとの要望。あーやっぱりみんな自分の好きに打ちたいんだなぁとちょっと感心というか笑えてきた。

 そんな対局の中、絵に描いたようなグルグルマワシの筋を発見。あまりにも笑えてきたので対局中だったけれど、問題として考えてもらった。やはり白が無理をして打つと、筋に入るんだなぁと妙に感心しました。

 そのあと3人と一局ずつ打って本日は終了。やはり9路は考える場所も多く終わった後はみんな脳味噌がゆだってるような印象でした。終局間際がやはりどうして良いかまだ分からないようで説明しながら終局。ここさえ乗り越えてくれれば一気に楽しい世界になりますよ。

 その後、食事会で少し談笑したのだけれど、私はどうも局後の解説で色々と言い過ぎてるなと反省。一度に沢山のことを言っても焦点が定まらなくなってしまう。

 ふりかえるとぴょんちゃんに棋譜解説してもらうとポイント以外のところはあまり触れないで流される。自分ではもうちょっと色々なところをと思うけれど、後から考えると少ない分印象深くてどこか一番の焦点だったかがわかりやすい。多分わざと触れていないのだろう。とか逆の立場になると見えることが沢山。

 反復練習をもう少しして欲しいということで、本屋にいって問題集を買わないかと提案してみた。ということでその後みんなで本屋へ。適当に人数分見繕って勉強会毎にみんなで回し読みする事に。ブックカバーを掛けてくじ引きのように本を割り当て、一つだけすこし難しい本があってアタリハズレ有り。

 最初の頃は出来るだけ綺麗な形を目でみて覚えて欲しいとおもう。綺麗な形はヨミが入らなくてもそれなりの筋に自然と入っていく。石の効率が良いので結果的に最善になることが多い。最初の頃は覚えた手筋が実戦にでてくるとドキドキした、というか筋を出すために勝ち負けを度外視して形をつくっていたものだ、なつかしい。

 本屋にいって久々に囲碁の棚を眺めると殆ど知らない本、時代を感じる。浪人時代囲碁を始めて、毎日親からもらっていた食費を碁の本にあてていたころは毎日一冊買っていたので本屋の本は殆ど新刊も含めて知っていたものなのだが。

 読んでもらう本を選んでいると、ふと「坂田の碁」の文字が。izumoya先生も絶賛のシリーズが復刻された話は聞いていた。5巻のみハードカバー盤で神田の古本屋でゲットしていらい名著だと私も思っていた。ついつい2冊購入、というかこれは最終的に全部そろえたい。2巻がなかったのでアマゾンでまとめて買えばという横からの声を無視して、我慢できない子は買ってしまいました。

 9路は盤面が狭いので、ヨセなんかのヨミの練習には丁度良い。指導碁とはいえ自分も学ぶべきことはやはり沢山あると思う。折角の機会だからこういうのもうまく使っていけたらなと思う。解説するためにはもう一度思考を整理しないといけない。それによって基本が再度頭にたたき込まれるのは本当にありがたい。

 しかし、今回は棋譜を取らなかったのだけれど(7路で打つつもりで棋譜を7路しか用意していなかった)家に帰ってからトピックに棋譜を上げた方が良いなと思って思い出してみたら、意外とすんなり7局全部手順を再現できた。対局したあと解説もしているのでやはり頭にはしっかり残っているらしい。もうちょっと老人ボケまでには時間があるようだ。

本日の一枚
私の通勤路
果てしなく続く道のよう・・・