慣れ

 ご存じの通り女性には殆ど縁のない生活をしておる訳ですが、最近は囲碁会で毎月一回は女性の方々と出会うことになったわけです。

 普段から女性と接していないと、やはり気を遣うのでそれはそれで疲れたり勉強になったりするわけです。特に食事をしながらというのが多いので、それが一番気を遣うわけです。

 店のチョイスを任されたときの苦悩は前回書きましたが、それはまぁ決めてしまえばどうにでもなるものです。しかし、食事中の話になるとかなり気を付けないとなかなか難しい。

 そもそもスーパー早食いなのでそこが一番の問題、周りに合わせて食べるスピードをかなり落とさないと周りがやはり落ち着かない。気を付けてはいるんですが、半分のスピードで食べてもまだ周りより1.5倍のスピードで食べているわけです。シャア並。

 別に過剰に何かを自分に律してる訳ではないんですが、せめて不快感や違和感は与えないようにしたいなぁと思うわけです。別に男にはどうでもいいんですが。まぁなんにせよもう少し上品になりたいものです。

 特にアラカルト系は、自制しないととんでもなく食べてしまう。というかこう何であんなに早く食べたくなる衝動にかられるのだろう。生存本能の赴くままに食べている感じがする。自分の分が決まっていればまだゆっくりというのは可能なのだけれど、どもうビッフェとかアラカルトとかああいうのは調整がしにくいので困ります。

 最近は、その予防に自分が食べる前に他の人の盛り皿に取ってあげるという術をマスターしました。そうすれば自分が食べ過ぎる事への少しぐらいの予防にはなるということで。あとはマメっぽくみえる利点も。

 まぁでも多分自分でまだまだヤバイと思うときがあるので周りからみたら滑稽だろうなぁと思います。megさんが京都に来たときも後で日記に食べっぷりが良かったと書かれて相当凹みました。あかんやん俺。

 元嫁もそういうのには結構うるさかったのだけど、一番最初に食事に行ったときは丁度前の日が飲み会で、超絶飲んだ次の日だったため二日酔いで胃がボロボロでとても食事をまともに出来る状態ではなかった。だから食事のペースが自分でも考えられないぐらい遅かったので多分つき合うことになったんではなかろうかと思っている。あの日は一口が普段の1/4、スピードは1/5ぐらいだったから。

 まぁ囲碁会は、私にとって上品な女性方とご一緒する事を学ぶよい機会ということで。しかし、この機会が10年ぐらいまえにあったら、もう少し良い人生を送れてきたのではないかとちょっと思ったりもします。慣れ的に。