困る

 先日、某方のPC設定をするためにお預かりのタイミングを計る。当初長岡京で受け渡しをする予定がやんごとなき事情で急遽滋賀で受け渡しに。食事をしましょうとの話になっていたことからお店のチョイスを任される。

 しかしこれが困った。向こうは女性3名男性1名。女性と地元で食事をしたことがほとんど無いのでそういう店のストックが全く無いことに愕然とする。しょうがないので暴走トラッキーに電話して相談を仰ぐ。2,3の候補をもらってとりあえず礼を言う。

 待ち合わせは一応南草津立命館のおかげで若向けの店が多い。ただどうしても飲み主体の若向け店が多いのでさらに悩む。自分のテリトリーはもう少し南、しかしこられる方々は北に帰られるので南に連れて行って良い物やらどうやら。

 暴走トラッキーの候補は店としては良いのだけれど提示された予算からは結構オーバー。そしてもう一つ南草津、瀬田の女性といけるような店は嫁の地元なのでそれがらみばかりであまり気が進まないというちょっと困った話も。

 年上のグルメな女性陣を連れて行くには、あんまりな店しか思い浮かばないので非常に焦る。最初にジャンルを上げた中から中華以外と言われたので「女性を連れて行くには臭いが付くからそういう店はダメ」と昔言われたのを思い出して候補から消す。

 車で来られるので完全な居酒屋は運転手に悪い、とおもって食事メインの店を思い浮かべるもほとんど出てこない。こりゃぁ参ったなぁ地元って意外に手強いと改めて思う。普段外食しない上に、自分が知ってる美味しい店はお好み焼きとか焼き肉とか焼き鳥とかラーメンとかおおよそ女性を連れて行くラインナップなし。

 おしゃれな店は何軒かあるけれどbarに行っても飯は食べられない。もー迷って会ってから車で15分ぐらいならいいですかと聞いてokならちょっと遠いけどオサレな店。ダメなら近所の創作居酒屋にしようと決心。実際聞くと遠すぎるのは遠慮したいけど15分ぐらいならとの返答(実はこの時点で南草津から20分以上かかるだろうなと思ったけど半分ダマシで15分と言ってみる。途中で「道混んでますね」といってちょっと時間がかかるのをごまかす。自分の家にも近いし(死))

 結局、まぁハズレは無いだろうと行ったのがRestauranteBarLeond’Or栗東駅の近くで何回か酒を飲みに行っているお店。パスタも一度食べてなかなか美味しかったので女性を連れて行っても良いだろうという算段。

 もう一つは美味しいと思うのだけれど何故かいつもお客さん居ないのでゆっくり出来るだろうというのもあったから。とりあえず予定通りお客は私たちのみ、これでこの店なりたつんだろうか。

 料理もお酒も程々に楽しんでいただけたようでホッとする。ただケンソウさんにはデザートがメニューには数が書いてあったのに二種類しか選べなかったので悪いことをした気分に。

 まぁしかし女性陣に満足してもらうには雰囲気、値段、味をすべて満たさないといけないので大変だと改めて痛感する。大体自分から女性を食事に誘うことはないので、大概食事にいっても相手の行きたい店に行っていたので今までいかに楽をしてきたか微妙に痛感した。かといってなんか勉強しようとかは思わないんだけれど。

 まぁしかし今回のことで、自分が店に連れて行くときは普通だったと思われるのがイヤだと思っている変なプライドがあることが分かった。でもやっぱり人を連れて行くなら連れて行ってもらって良かったと思われたいよねぇ。まぁ味がわからんやつらはどうでも良いんだけれど。そうでなければね。

 Psychsやsyuuやakdなんかがこっちにきてどこかに行くときも、やはり彼らはかなりグルメなので折角の機会なら美味しい食事を楽しみたいと思う。貧乏人がキバルのは大変だけどな。

 まぁでもこういう思想にすこしなったのは、元嫁からもらった資産かなぁと思っている。彼女は色々食べに行ったりするのも好きだったし外食をあまりしない私にとって結構な体験をさせてもらった。色々な人に色々な体験をもらっているなぁと改めて感謝。最近はOSさんの行動力に色々と新しい体験をさせてもらって結構楽しい。

 やっぱり色々な人と交わることは、その人たちの体験を分けてもらっているんだなぁと思います。素性も何もかもが違う人たちに分けてもらうその人たちの文化は常に新鮮で、とてもエキサイティングなものです。だからこそ狭いコミュニティにこだわらず色々な人たちと交流がもてたらなぁと改めて思ったりするわけです。