山のようにある問題

 色々なものをあきらめて気楽に生きるか、それとも頑張って色々なものを手に入れようとするか、本当に悩ましい。

 結構今の生活は、気楽なようでタイトロープの上にいる。本人の自覚が薄いなか、絶妙なバランスの上で危うく保たれていることを私はもっと自覚するべきだろう。

 何に満足を感じるか、非常に難しいところ。最近は少し心で蓋をしていたのかそれほど心の表面に出てこなかったけれど、親に対する自分のあり方をまた考えてしまう。

 親からしてみれば、早く家庭をもって落ち着いて欲しいと思っているだろう。やっと片づいたと思った懸案が、問題を更に大きくして戻ってきたのだから親からしたらたまった物ではない。

 親を安心させるために家庭をもつというのは、本末転倒でつき合わされる相手からしてもたまった物ではないだろう。そう考えるとにっちもさっちもいかない。それでも、親を安心させるというのは私の中で大きい命題ではあるのだけれど、それをあんまり思ってしまうと今度は自分がしんどくてしかたがない。

 結局の所全てを満たす解決策を見いだせないままにダラダラしている。もうさすがに好きだ嫌いだだけで色々なことを出来る年では無くなった。それでも、好き嫌いだけで行動して生きていけたら幸せだと思っている自分は青いのだろう。

 しがらみを無視して自分で生きていけるほど強くもない。しがらみを守って整えられた世界の中を生きていけるほども強くない。何というか本当に中途半端なものだ。

 自分が思い描いている、家族の生活とはほど遠い生活をしている。というか基本的に私が思い描いているのは現実をかえりみない、ただの妄想なのだろう。

 きれい事と妥協を組み合わせて入り組んだ私の思想は、どこへ向かって迷走して着地するのだろうか?