目の付け所が

 私の部屋に人を連れてくると、大体みんな部屋にはいると何か第一声をあげてくれる。その時のつぶやきでその人の意外な面が見えたりして面白い。

 大概は、「広い」とか「漫画が多い」とかステレオタイプ的な物だ。まぁ面白い例でいうと、部屋に入ってぐるっと見回すなり「アフロさんは良いキーボード使ってますね」とか「アイロン自分でかけてるんですね」とかそんな反応もある。

 あれだけ物のある部屋の中で、一見普通にみえるあのPCのキーボードに反応するあたり、そういう人とは全然思っていなかったので物凄くビックリした。まぁこだわりの品にストレートに反応されると心の中で「こいつはヤルナ」と勝手に感心するのである。

 細かく言うと漫画のラインナップを見ての反応も面白い。自分で買った訳では無いのだけれど、マニア系の友達が置いていった漫画群をみて異常に反応されると、ああそういう系なんだなぁと感心したり。

 防具を見て反応する人も居れば、SPの下の碁盤に反応する人もいる。普段、自分のどういう点に着目されているかが本当に良くわかる。酒の種類や、食器に敏感に反応する人もいる。聞香杯に反応したりするひとはまれだけど、そういう人にはお茶でもどうぞと言いたくなる。

 そういう意味では、私の部屋は幅広くつっこみどころが満載である。広げるだけ広げた自分の風呂敷を人に見せているような物だから。深さはあまり無いけれどね。

 そういう意味で、最近私の部屋につれてきて反応を見たいなぁと思うのが、WongさんとTake4さんだ。一晩ゆっくり酒を飲めれば相当楽しいだろうなぁと思う。Take4さんは当然akd込みで。

 私の部屋は、私自身もそうなのだけど、来た人達の臭いが残っている部屋でもある。それは置いていかれた漫画であったり、誰かが買ってきてくれた空気清浄機であったり、shin16の作った本棚であったり、akd邸から引き取った家具であったり色々だ。

 bangと話していると、自分のオーディオ機器の変遷を二人で懐かしんだりしている。最初は耳が腐りそうといわれたり、お前本当にどうしたいねんとつっこまれていたが、最近ではそこそこまとまった。

 部屋のバックバーにある酒の種類を見れば、飲んでいた酒の変遷を楽しむことも出来る。akdとのつきあいは酒の変遷の歴史でもある。

 私の部屋に置いてある物をみて、昔を懐かしむ人がいるのは本当に不思議な話だ。でもそういうのも悪くないかなぁと思う。

本日の一枚
会社の行きしなに、雨上がりの日差しを取ってみた。やっぱり周りが暗くなっちゃう。これはどうすればいいんだ。