興味がわかない

 剣道を再開したと言うと友達の何人かに「昇段審査受けるの?」と聞かれた。今のところ全然興味がない。資格とか試験とか試合とかに全然興味がわかんのだよねぇ。何でだろう。

 RORでも結構マイナーな大会があったわけですが基本的にはあまり興味が無かったし。というかそう言うのに興味が無いから強くならないのかな。本質的に勝負っていうものにあまり向いていないのかも。農耕民族なんだよね。

 情報がらみの資格もそうだけどなんかそう言うのに向かって一心不乱に努力するとかそういうことが出来ません。だからすげー本番に弱い体質になってしまった。というより弱いから逃げてるという話もあります。

 それを顕著に思い知ったのが自分の結婚式の挨拶。死ぬほどダサかった。あれはうちの親類縁者は相当恥じをかいたのではなかろうか。というか自分の知ってる中であれほど最悪な挨拶は無かったな。トラッキーとかはさすがに坊主らしく旨くやってたしな。

 式の挨拶でつまりまくって最後にスイマセンとかいって終わるのは多分俺ぐらいだろう。一部の知り合いからはそう言うのは意外だと言われますが私はごくごく小心者なので駄目ですね。というか式の最初と最後二回も新郎が挨拶する式って普通無いだろう。どう考えても俺だまされてたんじゃないのかあれ。

 てなわけで本当に本番に弱い男な訳です。試験と名の付くモノでろくなめに会ったことが無い。

 まず昇段審査にかんして言えば2段うけるとき緊張して、本来竹刀を会わせる試験場のど真ん中で蹲踞してるし。未だに部活の連中と飲むとそのこと言われます。剣道の試合もろくな思い出がない。場外反則4回で勝つとか、時計係の机のしたにこけてころがりこんだとか。ほんとろくでもない思い出ばっかり。

 まぁ先天的に笑いモノになる体質なんだろうな。楽しくてイイケドサ。しかしお笑い芸人にはなれないな。笑わせるじゃなくて笑われるだからさ。

 試験でミラクルが起こったのは一回だけ。それは浪人して2回目のセンター試験のことだった。浪人時代は囲碁にどっぷりつかってた頃で受験勉強が日に1時間であとの起きてる時間はずっと囲碁の勉強をしてた。土曜日なんて夜の10時から朝まで徹夜で囲碁だ。

 こんなんで当然偏差値がいいわけもなく予備校のチューターには日本一偏差値が低い理系の大学でも滑り止めとしても怪しいとか変な太鼓判押されるし。まぁそれでも駄目元でセンター受けたんだよ。

 まぁ物理と数学はしょうがなくセンター試験一ヶ月前から集中的に勉強した。センターの数学やらは一夜漬けでも公式さえおぼえりゃ何とかなるもんだね。ただ記憶が絶大に苦手な私には英語はどうしようもない壁だった。

 試験当日もうめんどくさくなって英語は問題をほとんど読まずにマークシートに適当にマークしたんだよね15分ぐらいで終わったよ。後は寝てた。試験官に怒られたんだけど「もう出来ました」っていって寝てました。最初の方の問題だけちょっとよんだけどねぇ。もうシラネェヨって感じですわ。

 結局物理と数学はやったなり。国語は現代文は勉強とかいう話じゃないので普通になんとかなって漢文はたまたま原文は知ってる話だった。(選択肢から本文読まずに元話を理解、守屋洋先生ありがとう)古文は全滅。って感じでした。

 んでまぁ次の日答えあわせをしたら英語は問題文読んでないにも関わらず8割ぐらいあっとたんだよね。たしか175点ぐらいはあった。というか自分で新聞見ながら焦ったね。こりゃぁ神が降りてきたなと。試験で良い思い出はこれぐらいだよ。まぁ2次試験は筆記は無理なので面接で受かるところを必死で探したよ。

 不謹慎な話でセンター試験うけた次の日が阪神大震災が起きた日。まじめに試験のデータ消えてないか祈ってたよ。てかそもそも俺のせいか?とか思ったぐらいだよ。

 んでまぁ試験ナシの面接だけってのは北端か南端かしか無かったんだよね。そこで2択ですよ。結局、北にしたんだけどその時の決めた理由が「寒くて死ぬやつはいるけど、暑くて死ぬやつはいねーだろう。暖房費無くてシヌっていったら金くれるだろうけど、暑くてシヌっていってもアホカといわれるだろうから寒いところへ行こう」とかいうもんでした。我ながらアホだね。

つかこのとき実感したのが「受験勉強ってあんまり大学入ってからの勉強と関係ないな」ってこと。結局大学院の試験受かったしね。