全人格を賭ける

 出雲屋さんのblogで県代表になる方法が紹介されていた。

 ある時期から突然阿呆みたいに勝てるようになり、今や県大会の優勝は20回を超えた。まったくイヤな奴だろ(笑)。自分でも全く冗談みたいなお話さ。一体、わしに何が起こったのか?皆の参考になるか知らんが、わしの勉強法を紹介しよう。

 〜略〜

 わしが思うに、県代表になるには「真剣勝負の経験」は絶対に必要だと思う。真剣勝負とは何か?定義は非常に難しいが、「重度のプレッシャーと緊張感の中で打つ碁」と理解してもらえば良い。つまり、「自分の手に責任を持つ碁」と言い換えてもよい。

 やっぱりそうなんだろうなぁ。ひりひりするような緊張感で打つ事というのは本当に精神的にもタフになるし集中力が違うのだろう。これは仕事でも何でも言えることなのだろう。

 というか碁に限らず本当にわたくしは勝負弱い。実力云々以前に精神が薄弱なのだろう。剣道にしろ囲碁にしろ大会で笑いを取ることはあっても名誉を得たことは全然ないなぁ。悲しい。

 本人は真剣なんだけれど古くからの知り合いは知っているとおり何故か笑いがとれてしまう。囲碁でも大会で投了したのが敗着でしたとか言われたことが何度でもある。なんか間違えるとイヤになるんだよね。

 昔からスポーツでも囲碁でも勝負事なんでもそうなんだけれど勝ち負けより自分がやりたいようにやれたかのほうが自分にとっては重要なのかもしれない。いわゆる勝ちに行くということにそれほど執着できない。

 言い訳はこれぐらいにして、昔出雲屋さんと全人格を賭けて勝負(当然ハンデ戦)したのは思い出深い。まぁあくまで指導碁なのだけれどあのころは上手に挑んでなんとか頑張ることが最大の楽しみだった。あの心意気をもう一度復活させないといけないって事だなぁ。

 なんか連鎖的に囲碁に勝てるようになれば剣道も勝てる気がするのは気のせいだろうか?