いやしい

 ご飯の食べ方が卑しい。困ったものだ。とりあえずゆっくり落ち着いて食べることがほぼ出来ない。気をつけようと思うけれどなかなか上手くはいかない。目の前に食べ物があると気になって仕方がないのである。本能とは恐ろしいものである。

 兄弟が居るわけでもなく本来ならばひとりっこはゆっくり食べる人が多いと良く言われる。一つの原因は学校給食を早食いして遊んでいたのが原因だろう。とかく早飯になりがちである。これでもかというぐらいゆっくり食べても、同席者よりも食べ終わるのが早い。

 昔は本当に量を食べていたのもあるだろう。今から思うと昔は本当によくたべた。そのころのスピードそのままで量だけが減っている。最初のスピードだけ見ると無限に食べそうな気がするが最近はスタートダッシュの後すぐおなか一杯になって食べられなくなってしまう。

 鍋などをすると昔ながらの友達などに「おまえのために用意したんだからちゃんと食え」と最近まで言われていた。さすがにそろそろ食わないという事になってきているようだが。

 個人的には早く食べることは問題無いのだが、ゆっくり食べる事ができないのは問題である。誰かと食事に行ってそのペースに合わせられないのがさすがに気になってきた。

 先日初対面の某人と飲みに行って「すかっとする食べっぷりですね」と言われて正直へこんだ。まぁ人によって評価はそれぞれだろうけどもう少し気をつけないといけないのだろう。

 口が卑しいと品がなく見えるからいやなだなぁ。まぁ見えるというか実際品がないんだろうという話はさておき。