久々のシングルモルト

 シングルモルト飲むぜ!!とか言いながら財布のご都合でまる3ヶ月飲んでいなかったわけですが昨日久しぶりにbarに行って来ました。やっぱり客商売ってのは偉いもんですね、3ヶ月前に一回行っただけの客をちゃんと覚えて居るんだから。ということで前回の続きをお願いしてシングルモルト一周の旅を続けさせてもらいました。

 良く一緒に友達と一緒に飲みに行くと『俺はおまえみたいに酒好きじゃないから名前もわからんし店に行っても頼めんわ』と言われます。これは誤解。私は酒の事なんて全然知りませんよ?そもそもウィスキーなんて数ありすぎで覚える事なんて無理です。

 前のブログも含めて何回か言ってますがbarで酒を楽しむのは簡単です。自分は無知だって最初にいって好みと予算さえ言ってしまえば普通の店ならバーテンダーさんがちゃんと案内してくれます。逆に言えば案内してくれない店には私は二度いかない。

 私的にbarに行くって事は新しい出会いを求めに行くわけです。(決して女じゃないぞ)そこに居る酒たちのことはお店の人が一番知っているしその人に紹介してもらうのが一番確実なわけですよ。マナー等は別として酒の知識なんてbarに行くには全く必要のない事だと思う。楽しむための付加知識として飲んだ酒について語るのは楽しい事だけれど・・・

 その辺の酒の楽しみ方についてモルト侍に大いに共感する。東京に行ったら一度はおじゃましてみたい店だ。たぶん今度フリーで東京にいったらyoneさんがきっと連れて行ってくれるに違いない(願望)

 前講釈はこれぐらいにして今回飲んだお酒

クライヌリッシュ14

香り
ピート臭はあまりない。どちらかというコクがある香り。ねっとりさを感じる。

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香りと同じくコクを感じた。甘くもなくバランス良い。長期熟成されるとすごくおいしそう。味の芯がしっかりしている感じ。落ち着いているので口の中ではじけたりはしない。

後味
しっかりした後味だった。口の中に香りがのこり5分ぐらいはそれを鼻に抜くことで余韻が楽しめた。かなり好みの味

オーバン14

香り
これもピート臭はあまりしなかった。特に特徴なし。

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取りあえず飲みやすい。良い意味でライト。スルスル飲めそう。たぶんこれだけ飲み口がいいとシングルモルト初めてって言う人には呑みやすいかも。

後味
飲みやすいがきっちりうまみが残る。良い酒の典型かな。すっきりけい。

スプリングバンク10

香り
独特のピート臭。ちょっと重めの香りだった気がする。

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結構癖のあるピートの味?と甘い?というかねっとりとした味。独特だクライヌリッシュとは違う意味でねっとりしている。これはたぶんかなり好き嫌いがある味では無かろうか?私的には初心者にはおすすめしないかも。でも一回はのんどけ的な味。はまるとたぶんこれがイイってはなしになる典型的な味だった。

後味
くどい飲み口の割に後味はそんなにしつこくない。でもやっぱり甘みがメインに残る感じ。

カリラ12

香り
ちょっと独特なピート臭、正直ピート臭は私は苦手だけれどこれは何となく大丈夫。

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うまくまとまってる。ピート臭さが特徴としてうまく取り入れられていてバランスの良さを感じる。かなり飲みやすいからおすすめかも。マスターから説明されてなるほどと思ったけれど後述のアドベックと比べて口に含んだときの味の広がり方が独特アドベックが上り坂的にどんどん盛り上がっていくのとくらべてこれはなだらかな丘型な感じ。それがバランスの良さを感じさせるのだろう。

後味
味のところでもふれたけれど程良く残る後味で本当にバランスの良さを感じる。


アドベック10

香り
同じアイラでもピート臭がちょっと鼻につく感じ。癖があるけれど若干なので逆に飲み慣れるとこういう癖があるほうがはまりそうな感じ。

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元気のある感じ。こういうお酒を飲むとマスターと少ししゃべっていたけれど熟成は必ず味を良くするとは限らないなと思う。好みもあるだろうけれどこういう爆発力のある酒は変に熟成させるとパワーが減って残念な気分になりそう。自分の好み程度まで熟成させてパワーをコントロールする感じなんだろうなぁ・・・

後味
盛り上がりがあるので後味も結構派手だった。結構ピートの感じが鼻につくなぁ。悪い意味じゃなくね。

総評
今回は前回と違って数が多かったので本当に酒によって全然違うなぁと感心させられた。個人的にはクライヌリッシュ14は超好みあれはもう一度長期熟成された物を飲んでみたい。スプリングバンクシリーズはたぶん当分は開拓しようと言う気にはならないかも・・・意外とでもこういうのが最後一番よくのんでたというのは良くある話だけれど・・・