手順

 まぁ気づいてる人もいるかもしれませんが、最近の思考の根底にあるのは「七つの習慣」です。大分前に一度読んだのですが最近また読み直してやっぱりこの本は名著だと思います。結構本のそのまんまをブログに書いてる事もあるんですが最初は本のまま書くのはどうかなとも思ってたんです。

 以前、経営コンサルタントの講演を聞きに行ったときに聞いた話ですが物事を実行するプロセスというのは『認知(知る)』>『理解(解る)』>『実践(やる)』という手順になるそうです。重要なのは『理解』するという課程でこの行為が『実践』の濃度を決定づけるというわけです。

 世の中の大半はその間をすっ飛ばして『知る』>『やる』になりがちでそのために一見して期待していた効果を得ることが出来ずに落胆してしまうというわけです。確かに思い当たる節が相当あります。実際よくいう言葉に『まだそれは借り物で自分の物になっていない』というのがありますね。

 ということで自分が知ったことを一度blogという形で外に出してみるっていうのは理解を深めて考えをまとめる意味でも他からの客観的に自分の理解をみて意見してもらう為にもちょうど良いとおもって書き出ししているわけです。まぁ『やる』ための自己達成予言にもなって一石三鳥?とか思ったりもするわけですが。

 「群盲象をなでる」ということわざがありますが色々な事象を知る事ってその状態に近いんですよね。特にインターネットで得る知識とかはその典型で全体像のごく一部をいかにも全体みたいに表示してあることが多いです。だからある程度自分の意志でこれは氷山の一角では無いのか?という思考の元、全体像を知るという努力をしていないととんでもない思い違いをしていることが多々あります。そこは一つ反省だなぁと思います。

 あとは理解を深めるためのソースの多様性についても少し思うところがありました。以前のブログにも少し書いたので覚えている人もいるかもしれませんが、同一の母集団から情報を無作為に抽出する量をふやしても一般化したことにはならないという話です。どこまでマクロ的に見るかは微妙ですが例えば何かについてWEB上で得られる情報はある程度の数を集めればグーグルで探そうがヤフーで探そうがそれはソースが多様化してるわけでは無いと思うんですよね。まぁ簡単にいうなら図書館や現場へ行くとかなど全く違うルートから探さないと情報は増えないということで・・・

 こーこれは酔っぱらいの説教で気がついた話で親戚の叔父さんとしゃべっていたときに「ネットで知り合った人間はネットという属性を抜きにした人間がいない、ということはそこから知り合いを増やし続けてもある意味ベースとなる素養は一緒なわけで色々な人と知り合いになっているとは言い難い。」といわれてなるほどと思った次第です。

 まぁてなことでまだまだ『認知』段階の事柄が多いですが順番に『理解』しながら『実践』の濃度を上げていきたいと思います。まぁ実際には理解してから実践というより実践によるフィードバックを如何に次の実践に持ち込むかが理解だと思いますが・・・