心のあり方

 以前に少し書いたけれど最近また剣道を再開した。きっかけは客先で剣道の話が出て会社の近くで夜稽古をしているので来ないか?と誘われたこと。以前から高校時代の同級生とは練習したいなぁとは言っていたがなかなか踏ん切りがつかなかったのでちょうど良い機会だった。

 まぁ元々弱い上に8年もやってないものだから中学生女子とも良い勝負なわけですがぼちぼちとやってます。実際でもやり始めると強制されていない分、竹刀を振るのが楽しくてなんだかんだで毎日素振りをするのが日課になりました。

 まぁそんな感じで正しい素振りの仕方などをほへほへとネットで検索していたら大学時代の剣道部の先生の記事と剣道部のHPを発見しました。八段の先生なので結構有名な方でこちらで稽古を再会したときもタレネームがまだ大学の名前のままなので先生の事をよく聞かれるぐらいです。

 先生が私の卒業ぐらいに癌になられていたのは知っていたのですが手術が終わり元気に稽古をされているというお話しを聞いていてさすがに先生はお元気だと思っていたのですが・・・HPをみると転移していたご様子。これから一期一会で稽古に取り組みたいなどのページでの記事を読んで部外者でなにもわかっていないのだろうが心をこのように持ちたいと痛いほど思った。

 今の自分はもし死の宣告を受けたとしてもそれを受け止められるとは到底思えない。日々の生活は乱れ自暴自棄になると思う。それは多分今自分自身が自分自身の時間が有限であることを知っていながら解っていないからだろうと思う。明らかかどうかは別として確実に残された時間は減っているというのに。自分が生きるということともっと前向きに向かい合いたいと思う。