ブックマーク

 最近、頭を使う機会が増えて脳の運動不足が大分緩和されてきた。少し前までは長く何かを考えるとめんどくさくなっていたが最近は逆に思考にのめり込むようになってきた。前向きでよろしい。

 日々浮かびくる閃きや閃きを得るためのヒントを書き留めて反芻する必要を良く感じる。WEB上からの情報もそうだがブラウザのお気に入りは意外と使いづらい。量が増えると必然的にカテゴリを作る必要があるが複数の属性にまたがる場合はどこか選んで放り込むわけだが後からあのページどこに入れたっけ?と非常に悩む結果になる。また家と職場で情報が共有しにくいという問題もある。

 ということで最近ははてななどのソーシャルブックマークサービスを利用するようにしている。タグ付けによる分類はGmailを使い出してからフォルダ単位とは違いなれればかなり便利だとは感じていた。ただ慣れるまでは意味のあるタグをつけることが大変だが・・・自分の後からの検索キーワードを類推してタグを過不足なくつけるというのは結構なれが居ると思う。なれればこの上なく便利だが・・・

 これからはどんどんWEB上に情報を置いてPCはクライアントとして利用するという方式に移り変わるだろう。いざというときのために自宅にはアーカイブを保存するという形に自分などはすでになっている(メールに関しては)。

 はてななどのブックマークサービスは私にとってはもう一つの意味がある。というよりも元々はその意味の為に使用していたといったほうがいい。良くも悪くもはてなのブックマークは公開されている。すなわち他人が見ることができる。

 普段IRCでチャットをする一人にPsychsという人物がいる。知る人ぞ知るIRCクライアントLimechatの開発者だ。学生時代からのつきあいだが彼とのディスカッションは私にとってはいつも物凄いモチベーションのUPにつながる。年は私より下だが正直生き方のアドバイスをいつももらっていると思って相当感謝している。いつも彼に彼自身が刺激をうけたり興味をもったWEB上の記事を紹介してもらっていたのだが、ある時彼自身のはてなのブックマークのアドレスを教えてもらった。そこにはPsychsというフィルターを通したWEB情報が掲載されているわけだ。これは私にとっては非常にありがたい一つの情報源である。

 ある程度使い込んだブックマークは下手をすると人格を表すと言っても過言ではない。まだそんなサービスが無かった頃知り合いのshigureがうちにフロッピーにブックマークをコピーして持ってきている事があった。それを無理を言ってPCにコピーしてもらったのだが実際のところ私のブックマークの基礎はshigureのブックマークといっても過言ではない。そういった純度の高いエッセンスを提供してくれる彼らには本当に感謝している。

 情報は公開されることによって意味をもつと思っている。それは私個人の考えだが自分のもつ情報は必要な相手に出来るだけ公開するようにしている。実際の物品と違い公開することは複写であり譲渡ではない。個々のケースは別として基本的により多くの情報が公開されている場所にさらに情報は集まる傾向がある。自分自身が情報の伝達経路に積極的になることによって雪だるま式に情報は増えていく。それがフィルタリングされた情報ならなおさらの話だ。

 いままで何度かブログを作っては消ししてきた。それぞれのblogにはその時の状況に合わせた役割があった。今回また作ったときに周りから何度目だよおいと言われている。今回は自分が得た情報の発信に使おうと思っている。興味をもった記事に自分の所感を添えることで自分のトレーニングにもなる。長くなったがまぁそんな感じ。