結局

 何かをと思ったけれど形にできなかった。nainoさんがコメントに書いてくれた写真という案にはかなり心を動かされたのだけれど、結局の所ふんぎりがつかなかった。もうこのまま何もできないだろうなと漠然と思っていたんだけれど、昨日友人から時間切れのメールが届いた。
 何もしなかったことを後悔してはいない。悩んだ末にそれを選んだ。ただ、その間自分の中でそのことに付いて考えるのが私なりの出来ることだったのだと思う。丁度同時期で、しかも同じようなシチュエーションで全くの反対の結果になった。そのことが一層伝えるというこういを忌避させた。メールのあと少し電話で話した。「お母さんは元気か?」その台詞のなかに込められた思いは複雑だろう。
 実家に色々と用意を取りに帰り、母親ともそのはなしをボチボチとした。元々は友人に手紙を書こうかと思っていた私に、親父さんのほうに書いた方がよいと勧めたのは母親だ。「結局送らなかったよ」という返事に、また無精をしてと思われただろうか。そうでもないかもしれない。