今更のiPhone使用感レビュー

 1ヶ月ほど前からiPhoneを使用している。結婚するまえはwillocmだったのだけれど、結婚を機に家族割りになったので電話の使用用途がなくなったので解約した。WEB閲覧はもっぱらAUでやり始めたのだけれど、同じお金を払うならiPhoneの方が良いかなということで迷った末に購入した。

 金額的な負担は、AUに使い放題で4800円払っていたものが、6000円強ぐらいになり、1200円ぐらいの負担増だ。ちなみに通話には一切使う気が無いので、ホワイトプランと使い放題、それに本体代金(3GSの16G)という話になる。

 willcomを使い始めて、途中から奥さんにesを譲って貰ってそれをつかっていたのだけれど、正直モバイル端末としては思ったより使用出来なかった。根本的に回線が遅く、何をするにしてももたつくので使用するに耐えなかった。OS的にも不安定なのもあったし、何もかもが中途半端な印象だ。

 ファイル関係の処理は、スライド式のキーボードがあるのでもっと入力するかと思ったけれど、書くよりも見たり、調べたり、結局通勤時の時間をどう使うかという点に集約されたのであまり必要でなかった。

 前置きが長くなったが、iPhoneはある程度は予想していたが、それ以上に加点が多かった。まず根本的に回線が早いので色々な処理が楽だ。たとえばグーグルマップにしろ、近くお店のHPを調べるにしろ動作が速い。これは3Gから3GSになってOS自体のもっさり感が消えているのも大きいようだ。以前のレビューで良く読んだOSの不安定さは今のところ使っていて感じない。文字入力も安定して動作している。

 iPhoneはあるいみ割り切ったソフトウェアで動いている、ただその割り切り方が見事なのでストレスが怖ろしく低い。特にアプリケーションのインタフェースはよく考えられていると思う。これはapiの関係なのかもしれないが、CE機で動くアプリと比べて全体的に技術者臭さがないものが多い。CE機でシンプルなソフトと、iPhoneでシンプルなソフトのシンプルさの質が全く違う気がするのだ。

 そのあたりからか、提供されるアプリケーションは生活に密接したもので便利なものが多い。極論PC用WEBが閲覧できるので殆どのサービスはそこから使用できるのだけれど、アプリという形で、iPhoneに特化したインタフェースを作成することで相当な使い勝手を実現しているものが多い。

 大きな特徴として、アップルストアという形で支払、検索を一元化していることがある。これによってソフト自体を購入する障壁を著しくさげている。私はWEB上で有料ソフトを今までかったことなんて無かったけれど、iPhoneに関してはいくつか購入している。これも今後の開発者側のモチベーションを考えると大きなことだと思う。

 正直自分の使用用途に関していうなら今のところ全く不満の無いレベルだ。