カレーとチャイ

 今日は本当は日本酒の試飲会に行く予定だったのだけれど、昨晩飲み過ぎて少し胃が重く、とても大量の酒を飲む気がしなくなったので急遽予定を変更してSPOONにカレーを食べに行った。

 スプーンのカレーは一口目は野菜や果物の甘味を感じ、その後スパイシーな辛さを感じる甘くて辛い不思議なカレーだ。個人的にはここのカレーは普通のカレー専門店よりも美味しいと感じる。

 先日お邪魔したときは店長の増村さんは三宮の本店に行っておられたのでお会い出来なかったのだけれど、今回はお会いすることが出来た。ポー助くんと現地で待ち合わせしてカレーを食べる予定になったので、来るまでの間何か別のものを頂くことにする。

 おタキさんがチャイを興味深そうに見ていると増村さんが「チャイは1200円で高いように思うかも知れませんが原価は1500円ですのでお得ですよ」といわれた。それは商売として間違ってないかと思うのだけれど、チャイを煮だしたガラはカレーを煮るのに使うらしく、もともとはカレー用にわざわざチャイを煮てチャイそのものはオマケだったのだけれど美味しいからメニューに載せたらしい。

 シナモンをみせてもらったのだけれど、シナモンスティックとは違うらしい。本物のシナモンは砕かないと臭いがしない。というか一人前とるのに片手鍋一杯のスパイスと更にそこに茶葉が贅沢に入っていて原価1500円も納得の内容だ。

 チャイは臭くてあまり好きでなかったのだけれど、おタキさんに分けて貰って飲んだら「これが本当のチャイか」とうなるほど美味しかった。ほぼ漢方に近いような材料だけあって、二日酔いで重かった胃がスッキリしてこれなら試飲会いっても良いかもと思うぐらい回復した。これはつかれているときはお勧めだと思う。

 ポー助君がくるまでのあいだ3杯ぐらい色々な紅茶を頂き、あれこれと店長と紅茶談義を楽しんだ。お客さんも常連さんが多いらしく皆紅茶好きで、入れられた紅茶について話が弾んだりした。こういうお店が身近にあるのは本当にラッキーだと思う。

 増村さんはお話の中で、採算もありますが来て貰ったお客さんに出来るだけ紅茶を楽しんで帰って貰いたいと言っておられた。そのあたりのプロ意識がもの凄く伝わってくる話を色々お聞きした。

 結局12時から2時半までティータイムとご飯を楽しんだ。ランチの紅茶はどんどんおかわりを頂ける。(普通は2〜3杯飲んだらおなか一杯になる)それも毎回違う茶葉で頂くのだけれど、なんだかんだで10杯以上の紅茶を頂いて、サラダ、カレー、デザートのケーキを食べて1000円ぽっきりである。というかさすがにこれはやりすぎだろう。でも一緒に行ったポー助君も凄く満足してくれたようなのでとても良かった。紅茶好きにはたまらないお店である。akd夫妻を一度つれてきたいお店だ。

シナモンやら色々これで一人分

温かい牛乳でにつめたものに茶葉を贅沢に投入

煮詰めた残り、これで更にカレーを煮込むそれがカレーのうま味を作る

注がれるチャイ 滅茶苦茶うまいです

結構大きめのカップに10杯ぐらい飲んで帰ってきました。