思うところ

 今日久しぶりに社長と二人で講演を聞きに行った帰りに酒を飲んだ。実際の所色々あって気が進まない所もあったのだけれど、終わってみれば良い飲み会だった。

 自分の境遇を他人に話すと転職した方が良いんじゃないと言われることも良くある。実際誘いを受けたことも何度かあるし条件的には倍ぐらいは良い。でも実際の自分の本当の評価は今の評価で良いんじゃないかなと思っている所もある。

 今の自分に何が出来ているだろうか。自分自身胸を張る仕事を出来ているかといえばそれは必ずNOだ。それは相対的な評価ではなく自分が力を出し切れているかといういう意味でNOだ。

 現実的に見て私は怠惰だろうと思う。常にさぼりたい楽をしたいという中で生きている。それを押さえ込む日々を過ごしていると言っても過言ではないだろう。向上心が無いかと言えばそれもNOだ。漫画で良くいう妄想の天使と悪魔が戦う状態をイメージしてもらえれば分かりやすいだろう。そして日々思っている、怠惰にうち勝つにはどうすればいいかなぁと。

 今の社長はその辺の事をよく分かって使ってもらっているなぁと思う。それが自分が今の職場を辞めない理由だ。「やれば出来る」といわれるよりも「とっとやれあほめ」と言われる方が私には向いているのかもしれないな。正直後ろ向きな性格が随分前向きに修正されたのは社長の影響が大きい。

 常日頃仕事にプロ意識をもてともいわれている。そういった積み重ねが少しずつ自分の中を変えていっている実感があるからこそ私はここにいるのだろう。たぶんそれは何ものにも変えられないから。

 成長したいと思うことと、何もしない自分そういった矛盾を抱えながら私は日々を過ごしている。今日もセミナーに出席してきたけれど、登段者の成したことよりもむしろ彼らのモチベーションにいたく感じ入る。私もあれぐらい一途に何かを出来るだろうか。そう考えてそしてそうありたいと思う。

 出来ないと思っていることは、思っているだけということが大半だということは某平野さんを見て理屈では分かっている。でもそれを体験できるほど私は何かをやったわけではない。だからこそどうにかしてその壁を一度私は越えたいと思う。

 あきらめたり、一間賢く振る舞うのは本当に簡単な事なんだよ。でもそれに反して泥臭く何かをやり続けた人間だけが得られる何かは確かにあると私は思うんだ。それでも私はボーダーラインをフラフラとさまよう。でもあと あともう一歩もしくは三歩かもしれないもしかしたら百歩かもしれない。でも踏み出せば何かが変えられるんじゃないかな。