ロケットスタート

 

最近仕事がばたついていて全然エントリーを上げてないな。

 それはともかく、シーズンが始まって15戦12勝3敗の勝率8割で阪神は首位になっている。さすがにもう春の珍事と言われることは無くなった。私は2000年ぐらいから眺めているので、それほど暗黒時代を知るわけじゃないんだけどね。

 チームの勢いもあるのだけれど、それ以上に去年問題視されていたことが多数解決されたことが躍進の原因なのだろう。分かるだけであげてみると

・先発ピッチャーの充実
・二番適任者の選出
・決定力のある打者の追加
・打線の分断(特に3,5番)の改善
・走塁意識の増加

 ぐらいが去年言われていたことなのだけれど、今岡の不振を除けば皆がそれぞれ役割を果たしたり奮起しているように思う。地力あげという意味では、やはり新井と平野の加入が単発てきなものよりも競争原理や心理的影響で大きく関係している。

 以前も少し挙げたが、新井がこれほど積極的なプレーをする選手だとは正直思っていなかった。特に走塁に関しての意識は周りにも相当影響しているだろう。打棒自体はHRもまだでていないし打率も圧倒的というわけではないが03年の金本のような役割は果たしている。後ろの金本は随分と楽だろう。

 その対極が今岡なのだけれど、こちらはちょっと復調の兆しがあるように思えない。ボールがとりあえず外野に行かない印象がある。打ち損じの内野ゴロばかりなので見ていて痛々しい。03〜05によくみた内角をさばいた変態HRをまた見たいのだけれど。

 その昔の今岡を彷彿させると感じるのが今年の鳥谷、私の超素人目で見ても明らかに内角の捌きが変わっている。今まで鳥谷は化けるとか言われてもどうだろうと思っていたのだけれど、今年は本当に成績がかなり変わるのかもしれないな。できれば6番で1年結果を出してくれると良いと思う。今岡が降格になって鳥谷が5番なんかになると崩れそうな気もする。

 今岡がこのままの調子だと仮定すれば、短期でみれば葛城ファースト、新井がサードが良さそうにおもえるのだけれど、理想は林復帰で、1塁林3塁新井で、新井金本林のクリンアップが見てみたい。

 ピッチャーの方も先発陣がよく頑張っているように思う。岡田の采配も今までと違い、負けて先発が完投するシーンなども見られている。下柳も7回まで引っ張っているし。ジェフが離脱という状態ということもあるのだろうけれどそれでも中継ぎは、江草、渡辺などコマ的には素晴らしく揃っているように思う。

 1点差であれ8回までもっていけば大体勝利が見えてくるというのは選手にとってモチベーションが違うだろう。相手チームからすれば後ろに行くほど投手が良くなるのだから焦りも生まれてくる。

 現状、結果は満点すぎるが、チーム状況的には今岡の不振やジェフの離脱など必ずしも満点という訳ではない。不振の見え隠れしそうな3塁やライトも出番待ちの選手がレギュラークラスでいるので本当に層が厚くなったと思う。

 去年はGWは悪夢だったのだけれど今年はそうならないように頑張って欲しいなぁ。