不思議なもので

 色々と前向きに回りだすと本当にやりたいことが増えてくる。そして、時間は多分誰にでも平等には与えられていないと思う。間違いなく時間には密度が存在する。時間がないというよりも時間を作れないことが往々だろう。

 自分の周りでよどんでいた時間が、一気に動き始めた。このまま流れに乗れれば今までと違った環境になっていくのだろう。自分の人生だからどう生きても一局なんだろう。何かの正しさという言葉にこだわらなくなって随分と気持ちは楽になった。

 いままで随分と燻っていたわりには、いま動きたいと思っている自分に対して、手助けをしてくれようとしてくれる人が多いことは本当にありがたい。「なにかあったら手伝うよ」という言葉が本当に嬉しく思う。

 頭で考えることの先にあることを口を酸っぱくして私に教えてくれた人達がいる。もっと即座に意味を理解していれば良かったのだろうけど、世の中はそんなに簡単にもいかない。

 私はあまり動けない怠惰な人間で、分かっていてもやっていないことが沢山あった。ただ、聞く耳を蓋する事だけは自分なりにしてこなかったつもりだ。ある種情けない開き直りも多々してきたように思う。何故だろう、耳が痛いことが甘言よりも価値があることは分かっている。その場では何かを思っても、言ってもらえることに感謝をもって受け入れることは出来た。

 今年は本当に良くも悪くも自分の周りの環境は変わっていくように思う。そのなかでもう一回り違う自分になりたいと思う。