お相撲さん

 素朴な疑問なのだが、どうして力士のことをお相撲さんというのだろう。語源的にはっきりしない。グーグル先生にも色々聞いてみたけれど、昔からそういわれている慣習としか答えが出てこない。

 何人かは同じ疑問をもっている人もいたりして、okWEBなどでも質問で上がっていたけれど明確な回答は無かった。

 そもそも、「お」「すもう」「さん」という三つに多分切り分け出来るが、「お」がないと「すもうさん」になるが、これは言葉として成立していない。逆に、「さん」がないと「おすもう」でこれは競技その物で意味が変わってしまう。

 野球やサッカーなどに代表されるスポーツでお野球さんとかおサッカーさんとは言わない。100歩譲って和の文化に当てはめると、〜家という表現はあってもお〜さんという形式はない。

 どちらかといえば、お相撲さんは俗称の部類に入るように思う。力士、相撲取りというのが堅苦しい表現だろう。ということはお相撲さんの相撲は、競技そのものを指すのではなくて、相撲取りという言葉から来たのだろうか。相撲>相撲取り>お相撲さんと見る方が相撲>お相撲さんより納得できる変化だと思う。

 類似の言葉を探してみても、スポーツに限らずなかなか思い浮かばない。お利口さん、営業さん、お針子さん、とか色々と思い浮かべるも、どれも微妙に用法が違う。

 そんな中、今日の朝ふと電車で思い浮かんだのが、「お巡りさん」という単語。多分今まで思いついた中では一番「お相撲さん」と似たような形になっている。

 語学に詳しい人だと、用法とかを上げて説明出来るのかも知れないけれど、そんな知識も無く論理的には説明できないけれど、こういった言葉使いは定格なのだろうか。

 結局の所、正確な語源については謎のままなのだけれど、似たような形の言葉を思いついた人がいたら教えて欲しい。