[負け碁日記]なぐりあい

 ぴょんちゃんに最近タイゼムで打っていて「なかなか勝ちきるのは難しいね」という話をしていると、「負け方の天才だから」という返事を相変わらず頂きました。

 まぁそれはともかく、「勝つ事じゃなく、負けない事を考えてみろ」という提案を受けましたが、言葉としては分かっても実感がありません。色々ぶつぶつ言っていたら「負けた碁の日記を付ければ負ける癖が分かるんじゃない」ということなので負けた碁だけを日記としてつけていくことにしました。

 詳しい棋譜はgoxiの方に掲載することにします。正直負けた碁は見るのもつらいのですが、妙手より悪手のほうが見ている人にとっては共感を覚えるような気がしたので頑張って掲載してみます。

 とりあえずどういう形式が読みやすいか分かりませんが、自分で振り返って心理描写を書いてみることにします。

 久々の白の手合い。13と打たれると右辺の出切りが気になるんですが、なんか受けようが無い感じなので放置プレイ。

 棋譜はこちら

 25まで布石が進行して、直感的に白が結構遅れている感じがして心理的には焦り気味、実際は上辺に開いて普通なのだろうか。左辺の黒の配石がどうも理想的すぎて良くない気がする。

 26は気分的にはここを固めても良いので、右上の白石の出切りを緩和したいと思って打ってみた。結果は全然間逆になる。38は素直にツグものなのだろうか。なんとなくのびきりに魅力を感じてしまった。

 44はどうなんだろう、地合いがわるいので個人的にめいっぱい頑張ってみたつもりだけれど出切りがやはり負担になっている。というかのびきっているから48に切られた時点で上の薄みをねらう意味であっさり捨てるのもあったのかも。

 とりあえず、形勢が悪いのでだだっ子パンチを出す機会を創るべく全部頑張ってみた。

 86を打つ前に、Q-10のツギを利かしていればもう少しややこしい局面になっていたかもしれない。と思ったが冷静にいま見てみたら92を割り込みから行けばコウなんだな、見えてないな。

 99と一手負けになってド種が抜けて死亡遊技。しかし、一応右上の石の兼ね合いが出来るかもしれないので最後のだだっ子パンチを打つべく模索。今までなら99で投げているのだが、タイゼムでの目標は勝利にこだわるなので続ける。

 100の切りから負けて元々の官費旅行が始まる。とりあえず全ツッパで頑張る。時間は無いので直観と連想能力の戦い。

 125と打たれてそこが急所と気が付く、かなり無理っぽい。この辺オレ涙目。139で128の石を取りに行かれていたらあっさり攻め合い負けだと思うがどんどん話がややこしく。145が決定的な悪手で何故か白が攻め合い勝ちに。

 形勢は大逆転して、今度は黒が171と勝負手を放ってきます。179と打たれた時点でF-2と当てて渡るか非常に迷ったのですが、冷静に考えてここは店じまいして渡っておけば逆転譜として残っていたと思います。

 最後に大石を取られて逆転負けをしてしまいました。