昇段

 一通り、以前印刷した藤沢秀行棋譜を並べ終わったので最近は棋譜並べの代わりに対局をしている。棋譜並べも継続したいのだけれど、棋譜集がwin95のソフトでXPで起動はするのだけれど印刷しようとするとプリンタが暴走して大変なことになってしまう。(他にあげた人も同様の事を言っていたのでどうもエプソンのプリンタだとそうなるらしい)

 ぼちぼちblogにも棋譜を載せているけれど、久々に対局に対するモンモン感が薄れてきて楽しく打てている。旧関棋ネットのころもぼちぼち打っていたのだけれど、初期の登録段位が低すぎたせいか2段ぐらい一気にあげないとまともな碁が打てないので、頑張って段位をあげたら中身がタイゼムに変わってゲッソリしてやめてしまった。まぁ結局タイゼムと提携したことで対局者数が圧倒的になったので不満は無くなったのだけれど。

 それでも、タイゼムに登録して何度か打っていたのだけれど、気が乗らないというかまぁ単に最初に何回か早碁でぼこられてアレルギーになってしまっていた。前回のSCNの大会でちょっと本当に初歩的な死活を見逃すというので負けて、実戦をもっとやらないといけないと思っていたことと、前談の棋譜を並べ終わった兼ね合いで対局を再開したわけだ。

 自分的にもっと拒否反応が出て、やめてしまうかと思ったけれどむしろ対局が楽しくなってきた。これはぴょんちゃんやままこ先生と交流が出来て碁が楽しくなっているからだろう。

 とりあえず4段で今打っているけれど、初期の頃に適当に打っていた成績が若干残っていてそれが3勝11敗、対局再開から現状4勝1敗で合計7勝12敗になっている。昇段基準はどうなっているのかと気になって調べてみたら、直近20局の勝率で決まるらしい。以前のように連勝による早期昇格はなく、20戦で7割を越えると1段、9割を越えると2段昇格らしい。

 実際自分の適性段位はどれくらいなのかは良くわからない。大体学生のそれなりに打つ人達が6〜8段に居るという話しなのでまず目標は6段におきたいと思う。間に5段があるわけだけれど、そこは通過点のつもりで頑張って打ちたい。

 私は元々そんなに囲碁歴が長いわけでもなく、本格的に打っていたのは浪人、大学じだいの合わせて4年程度だとおもう。後は惰性でのんびり続けていたので、その当時からそんなに棋力は上がっていない。ぴょんちゃんに言わすと棋力は初〜4段の間を彷徨っているらしい。「負け方アーティスト」と言われるぐらい勝負弱いこともある。

 まぁ最後にへこるのは対局数が少ないことが大きな原因だと思うので、これを切っ掛けにレベルアップしたい。ということで大きな目標は、内容もだけれど勝敗にこだわりたいということ。実際勝っている碁をきちんと勝ちきることは本当に難しい。それをある程度出来るようになることと、逆説的に自分が逆転できる狙いをもつということもしていきたい。これは相手の狙いを察知する意味もあって実際には同じ事になるのだろう。

 まぁ色々な書物を読んだり、毎日詰め碁をして積み重ねてきたものを、借り物ではなくて本当に自分の物にしていくために頭を使って対局をしていきたいと思う。研究会という場をもっと積極的に利用していくために対局をして、一局一局自分なりにテーマになる図を考えたいと思っている。そこが一局のなかで本質的なターニングポイントでは無いかもしれないが、自分なりに対局を振り返って問題提起することは多分積み重ねれば大きな財産になるだろうと思う。

 そういう意味で、自分のblogに棋譜を掲載するのは結構勉強になるのかも知れない。全てを弄くるのは無理としても自分がどういった意図で着手を決めたかを明確にしていく癖をつけていけば少なくとも惰性で打つ手は減っていくはずだろう。

 対局を振り返って、一手ずつに意味を持たすように手を調整するようにしていこう。多分着手は、一手ずつの善し悪しよりも一貫したテーマにそって実行されることによって始めて意味を持つように思う。対局後もう一度自分の手をゆっくり振り返る習慣を頑張って作ろうと思う。