絵が見たい

 久しく展覧会に行っていない。知ってる絵が見たいのではなくて、何か知らない新しいモノに出会いたい感じ。京都の駅ビルでピカソをやるらしいので、ちょっくら見てみようかなぁ。

 絵や音楽は、出来るだけ先入観を持たないようにして、自分のなかでの純粋な感想を信じようと思っている。それを表に直接だすかどうかは別として、そういうモノを楽しむことはある種、他人との共有すら意に介さないで純粋に感じるほうが良い気がするからだ。

 たまたま世間との評価と一致していればそれはそれで、そうでなくても自分がイイと思うモノと出会えればそれで満足。

 展覧会に行って、全体を一巡してもう一度見てみたいモノがあれば50点、立ち止まらざるを得ないモノがあれば80点、その上はあるのかどうかは分からない。昔は単なるモノにそれほど感慨を受けることは無いと思っていたけれど、実際20分間馬鹿みたいに絵の前に立ちつくた経験を経てから考え方が変わった。

 なかなかあれほどの感動を味わえることは無いだろうし、大家といわれる人たちでも何の感慨もわかない事もあった。出会った時期などのタイミングもあるのだろうけれど。

 日本の美術館はゆっくり出来ないからつまらないと、海外の美術館に行った人たちは言う。そういう意味では一度言ってみたい気もする。メトロポリタンとか。