バランスボール

 しつこくバランスボールの話。うちにあるバランスボールは母親が3年ほど前に急にネットで買ってくれと言いだして買った物だ。殆ど使われずに蔵の中に放置されていたのを、最近になって私が引っ張り出して使っている。

 母親に合わせて買ったので私にはかなり小さい。まぁ遊んでいる分にはそれで良いけれど、椅子代わりに使うにはちょっと低すぎる。うえで立て膝になったり正座をする分には、小さくても影響は無いように思う。

 何故、今更引っ張り出したかと言えば、ブートキャンプをやり始めて速筋と遅筋のバランスが崩れないようにしようと思ったからだ。ブートキャンプは主に速筋を鍛えるため柔軟性等が落ちる可能性がある。元々のプログラム中にもストレッチが少ないので、自主的に運動後ストレッチをしてやらないと物凄く堅い筋肉になるように思う。

 まぁ俗な話をすれば、プロ野球を見ながらできる手頃なエクササイズがバランスボールだったというのもあるのだけれど。タイガースの攻撃の時はバランスボールに膝立ちで見ている。これがまた攻撃があっさり終わると助かったと思う反面、あまりに早いとトレーニングにならないわけです。まぁある程度しんどいですが、タイガースが攻めてると思えば苦も半分になるってもんです。

 相手の攻撃の時は、普通にバランスボールの上に座っている訳ですが、あまりに相手の攻撃が長いと面倒くさくなってソファーに寝てしまいます。だから守備中に膝立ちはしません。

 それはさておき、普段は意識しない立つという行為がどれほど難しいかバランスボールを使うと実感できます。立つことに関して五感から得ている情報は多く、特に目を開けていれば楽々こなせるバランスボール上の正座ですら、読書をしようとするとバランスが崩れます。

 本と体は一体化されるため、バランスを取るための補正情報が著しく減ったということを体感できます。同じ姿勢で本だけを見ずに背景も見るとバランスは崩れません。

 アルコールを摂取したさいのバランス感覚の狂いも顕著で、ビール一杯でも結構な違いが体に生まれます。本人の近くできないところでの誤差は確実に生まれており、勝手な自己認識での大丈夫論は本当に危険だと言うことがわかります。

 たぶん、バランスボールのうえに立つことよりも、目をつぶってバランスボールの上で正座する方がかなり難易度が高いと思われます。その辺りも出来たらチャレンジしてみたいなぁと思っています。こけて怪我するのが怖いけど。

 バランスボールの上に立つ行為はblog等を色々みてみましたが結構普通に出来ることのようです。ただどの画像も私の乗り方と少し違います。みなさん足幅が広い。上に乗るというより挟んでいる感じ。

 何でこんなに違うのだろうと思って考えたら、私は支えを使って上に立つからということに気がつきました。補助なしでバランスボールの上に立とうとすると私の足幅では多分最初が支えられないのでしょう。

 というかスクワットをしようと思うと、アレぐらい広い足幅でないと無理なんではないかなぁとちょっと思いました。

 ちなみにhothが片足立ちは難しいと言っていましたが、バランスボールの上に片足立ちしたという記述は私が見た限りありませんでした。というか原理上ほぼ無理じゃないかと思うのです。玉との接点が一点だとバランスが崩れた際に補正する事が出来ませんから。