ビストロ山形

 Pyschsが関西に来るというので久々に食事に行った。以前から機会があれば行きたいと思っていたお店に行ってみる。

ビストロ山形

 HP上ではフレンチ「ビストロ山形」となっているが行った感想は良い意味でフレンチというより洋食屋さんというイメージである。

 そもそも知ったきっかけは以前生ジャズを聴きに行ったお店のHPからリンクされていたシンガーさんのページに紹介されていた。(めっちゃ遠いな汗)店のページにリンクされているオムレツの動画をみて一度いってみたいなぁと思った。フレンチでいうならオムレツ、中華でいうなら卵炒飯などの根元的なメニューがおいしそうなお店は経験上はずれが少ない。

 簡単なお店の感想を、今回頼んだのは本日のコース、ビールもピルスの生ビールがあったのでそれを頂く。ビールは一杯だけのつもりだったが2杯飲んでしまった。内容は以下の通り

本日のコース料理・・・5,350円(税込)
・コンビネーションサラダ
・季節の一品
・レッドアンデス
・季節のスープ
・本日の魚介料理
・和牛ホホ肉の赤ワイン煮または
信州牛ロース肉炭火焼(ボルドレーズソースまたは和風ソース)
・パン
・カレーまたはハヤシライス
・季節のデザート
・紅茶

 季節の一品は鴨だったと思う。スープは百合根のスープデザートはグレープフルーツシャーベットとチョコレートケーキだった。どれもおいしくいただけた。特にレッドアンデスはたぶんジャガイモ系の芋だと思うのだがバター焼きにされていてとてもおいしかった。フレンチというよりも洋食屋というのはコースにカレーが入っている時点でも純粋にフレンチではないのは明らかである。

 ただこのカレーはルーとライスのみであったがスパイスの混合がかなり良いらしく複雑なうまみと香りがでていて絶品だった。Pyschsはハヤシライスを頼んでいたがそちらは豚肉が入っていた。なぜかPyschsは「ハヤシライスは基本的にあまり好みじゃないんだけれどこれはおいしかった」と言っていた。

 基本的な組み立てはHPにもかかれているとおり素材の味を表にたてた技巧をあまり凝らさない品々だった。シェフのこだわり等が随所に見え私の中ではかなり評価が良かった。このお店でランチは1,260円ならば是非行く価値があると思う。

 デザートを食した時点で組み立てが滅茶苦茶なのは承知のうえでここのオムレツを猛烈に食べたくなり追加オーダーしてみた。ハズレはこないことはここまでの流れで明白だったので最後の紅茶を飲む前にオムレツを頂いた。これも非常にシンプルな味わいだが上品でとてもおいしかった。このオムレツだけ食べにくるのも十分ありだなぁと思わせる味だった。

 ちなみに今回は予約していったのだが、このお店1階と2階があり2階が掘り下げ式の座敷、1階はシェフの調理がみれるカウンターになっている。予約するとどうも2階席に通されるようだがカウンターでシェフの調理をみれるのはとても楽しいと思う。次回は予約時にカウンターと指定したいとおもう。

 また細かい点だが2階席、1階席共にコート用のハンガーが用意されているのだが、1階席は厨房と一体になっているカウンターということでハンガーにすべて服を覆えるカバーがついていた。におい等がうつらないようにとの配慮だとおもうのだがそういう点も私的にはポイントが高い。また機会を見つけて是非行きたいと思う。

 最後に余談の惜しい点。紅茶を最後に頂いたが茶葉は悪くなかったが若干渋みがでていた。というかまぁこのレベルまで追求するのはさすがに酷だがどうしても気になってしまう。砂糖やミルクを入れる人には問題ないだろうがストレートで飲むには若干渋かった。渋めのお茶が好きな私が渋めと思うということは普通の人にはしぶいだろうなぁと。まぁおいしいケーキ屋に行ってもまともな紅茶がでてこない昨今さすがにそれは求めすぎなのかな。