珍しく漫画の話

 最近は引退して余生を楽しんでいるが元々は漫画好きである。といっても同人とかそっちの方は全く興味が無くただ淡々と王道の雑誌を読み続けるタイプだけれど。

 昔の遺産というか何というか知っている人は知っているが部屋には漫画が溢れている。最多時で3,000冊(公称)ぐらいはあったが今は人にあげたりなんだりしたので2,000冊強ぐらいだろう。

 大学を卒業した時点でコミックを買うことをほぼやめてしまったので家にある漫画は一部を除き古い物、更にそのやめた時点での未決で終わっている。私の部屋を漫画喫茶かなにかと勘違いしてる人間も多い。よく続きが無いと怒られる。

 幸い置き場所には困っては居ないのだが、最近部屋の雰囲気等の問題で全部処分しようかと思っているのだが一部から猛烈な反対をうけてどうするか考慮中だ。基本的に買った物を売るのはあまり好きでないので実際どう処分するかも難しい所だ。

 模様替え的にいうと漫画の背表紙は色とりどりすぎて部屋のイメージがどうも定まらない。まぁでも私の部屋自体統一感をもって何かを選んでいる訳ではないので無くなったからといって統一感が出るかははなはだ疑問だが。

 大学を出てずっとコンビニで雑誌のみ立ち読みでそれなりに漫画は読み続ける習慣はあったのだが結婚前を機に立ち読みをやめようと思ってやめてしまった。今まで20年近く読んできたものを簡単にやめられるのかと思ったけれど、あっさりとやめられてしまった。読む行為自体がかなり惰性になっていたらしい。それでも結構自分でもビックリした。

 5年ぐらい前まではいつも寝る前に漫画か本を枕元の照明で30分ぐらい読むという習慣があったのだがこれも雑誌を読むのをやめると同時にスパッと無くなってしまった。それまでは今ある本や漫画をローテーションでその時に延々読み続けて居たのだが全く手をつけなくなってしまった。

 善し悪しは別として漫画をやめたことでそれに付随した読書という習慣自体が生活から無くなって久しい。昔は本を読むことが楽しみで延々やめられないものであったが最近は少しおっくうに感じるときがある。視力の問題も関係しているのかもしれない。

 これからもう少し物を読むという方向に生活を戻していきたいと思う。前にジョニが収入の1割を読書に使えという話をしていて、これが結構頭に残っている。まぁ貧乏なので1割使ったつもりで図書館に休日いってみるのも良いかなぁ。
かなり昔の写真