失敗の中の味

 なんとなく写真に撮ってみたいと思うシーンに出会う。都合良くその時にカメラを持っていることは殆どない。今日は写真を撮るぜと意気込んで、カメラを持って出かけても何も撮れない日もある。色々とままならない。
 たまたまパソコンを触っているおタキさんを見ていたら無性に写真に撮ってみたくなって適当にとった。夕暮れの中だったのでうまく撮れなかったりしたんだけれど、何故かピンぼけの写真のほうが面白い味がでていたりした。

 自分が気に入る写真は偶然の産物であることが多い。適当に撮っていれば面白くとれていたことが殆ど。構図なんて考えるととたんにつまらない写真になってしまう。
 先日びわ湖岸で気球体験と蓮を見に朝の3時に起きて車で出かけた。残念ながら強風で気球には乗れなかったのだけれど、一面の蓮は早朝にみるととても綺麗だった。でも写真では全然思ったようにならない。一面の何かを写真で思ったように撮るのはどうも難しいらしい。