お茶会

 着物の集まりの方のお誘いでお茶会に行って来ました。まぁ私は着物は着ないわけですが。

 お茶会といっても、和服屋さん主催の販促イベントの一環のようです。確かに和服に興味が無い人のとっかかりには良い感じかなぁと思います。お店自体はちょっと私の財布とは縁遠いレベルのお店なので、年収が10倍ぐらいにならないとちょっと買えなさそうですが。

 今回のお茶の流派は「三斎流」という細川家の流れを汲むものでした。亭主の方はとても気安い方で、未経験者の私でも十分楽しむことが出来ました。もてなすという言葉の意味を感じました。実際お茶を習ってみようかなぁと思いましたから。

 流派的には、細川家ということで武家の茶になり、表や裏とはかなり作法が違うようです。男性はあぐらをかいてお手前をしたりするそうです。お辞儀も手のひらを広げず、時代劇の武士の挨拶のように両膝の脇に握り拳をついて頭を下げる形でした。その他も、お茶経験者の方からみるとかなり所作が違うらしいです。

 20代の後半あたりから、立ち振る舞いの綺麗さというものに憧れるようになった。歩く姿勢や普段の動作、やはり一本芯が通っていると格好良く見える。こういうことは意識の問題が大きいので自分でも少しずつ課題を決めて気がついたことは直すようにしている。本当にくだらない、足を組まないようにするとか、ポケットに手を入れないようにするとか、脱いだ靴をそろえるとか、そんな単純な事だけれどもね。

 お茶会が終わった後に、着物の説明を少し受けました。まぁ私はとても買えませんが、折角のこういう機会を下さったお店は紹介しておきます。上七軒の弓月http://www.yuzuki-net.jp/さんというお店でした。着物もすこし合わしてもらいましたが、無理に進められもせず気持ちよく体験しました。こういうところで一気呵成に来られるとドンビキするんでそういう意味では好印象かも。

 しかし、写真を見てもらうと分かるのだけれど、着物を着ているように見えますが、これは反物を折って上から羽織っているだけです。帯とかみるとそれっぽく見える面白いプロの技だ結構感心した。しかし、本当になで肩だなぁ。顔から下だけみたら女みたいだな。