礼儀

 最近、礼儀について考えることが多い。私は正直なところ礼儀作法についてはとてもよいとは言えない。言葉遣い、服装、作法どれをとっても満足に何一つ出来ていないだろう。特にそれについてなにも思っていなかったし不都合もなかった。しかしこれは大きな誤りであったと最近特に痛感しているし直すべき第一の点だと思っている。

 礼儀はローカルな集団にのみ属している場合はあまり意識する必要はないが(実際は知らずにその集団のコモンセンスに従っているわけだが)いざ外界にでると非常に問題になる。一番の問題は私のように局所的な集団を一般的と思いがちなことである。(俗に言う井の中の蛙状態)礼儀はある意味お互いの意思伝達のプロトコルだといえる。多種多様な他人とコミュニケーションを取る場合お互いの常識が違う場合が多々ある。その中で相手に自分の伝えたいことを伝えるために礼儀というプロトコルを利用することになる。

 色々な意味で第一印象というものがそれからのつきあいに与える影響は大きい。好き嫌いがあるのは当然であるが、せめて誤解はされたくない。こちらが伝えたい思いが伝わった上での不和であればそれは「仕方のないことだろう」と割り切れる。少なくとも自分が大切にしたい人に義理を欠くことは無くしたい。